日本アイ・ビー・エムは12月6日、クラウド型ストレージ運用サービス「IBM Smart Business Cloud ストレージ・マネジメント・サービス」を発表した。
同サービスは同社のデータセンターに用意された共有ストレージを使用量に応じた従量課金で提供し、運用管理を実施するもの。ストレージの使用量や処理能力などに応じ、「Tier1」「Tier2」「Tier3」の3種類のサービスから選択可能。
具体的には「Tier1」は、高い処理能力が求められるDBサーバや大規模メールサーバなどに適したサービス、「Tier2」は、中程度の処理能力が求められるファイルサーバなどに適したサービス、「Tier3」は、パフォーマンスを求めないバックアップや大量画像の保管などに適したサービスと位置付けられている。
同サービスにおいて、ストレージの仮想化には「IBM SANボリューム・コントローラー」が、ストレージの容量やパフォーマンスの管理には「IBM Tivoli Storage Productiviry Center」が採用されている。利用は1ヵ月単位、容量の追加は100GB単位で可能。
同サービスの提供は、戦略的アウトソーシング契約を締結している一部顧客から先行して行われ、2012年4月から全面的に提供開始予定。価格は個別見積り。