MIPS Technologiesと中国のCPUベンダIngenic Semiconductorは12月5日(米国時間)、Android 4.0(開発コードネーム:Ice Cream Sandwich)をベースにしたタブレットを100ドル以下で提供することを発表した。

同タブレットは、MIPS32互換のMIPS-Based XBurst CPUを利用したIngenicのモバイル・アプリケーション・プロセッサ「JZ4770」を搭載し、1GHzで動作し、Webページの表示時の消費電力は400mA以下だという。

また、7型の静電マルチタッチ・スクリーンを採用し、IEEE802.11b/g/n、USB2.0、HDMI1.3、microSDをサポートしている。さらに、VivanteのGPUコア「GC860」の搭載により3Dのサポートのほか、ビデオ・コーディングおよび前方カメラ/後方カメラの2つのカメラのサポートを実現している。

なお、同タブレットはすでにAinol Electronics経由でオンラインにて中国で入手することが可能であり、米国および他の地域では、Leader InternationalならびにOMG Electronicsから各社のブランドとして、数カ月以内に供給が開始される予定だという。また、8型および9型のタッチスクリーン版の開発も進めており、順次提供を行っていくとしている。

Ingenicが提供するAndroid 4.0搭載タブレットのイメージ