野村総合研究所(以下、NRI)は、事業継続マネジメント(Business Continuity Management : BCM)の成熟度を評価するサービスを提供開始すると発表した。アンケート形式で各社のBCMの状況をチェックし、6段階で成熟度指標を算出。結果を業界平均などと比較することも可能という。

同サービスは、BCMに関する英国の規格「BS25999」に沿ってNRIが開発した「BCM成熟度指標モデル」を適用して評価を行う。評価項目は、「プログラムマネジメント」、「組織の理解」、「事業継続戦略」、「初動体制」、「訓練・レビュー」の5つの視点によって構成されている。業種や売上高、社員数など、企業属性が類似した他社との比較もできるため、NRIでは、自社のBCM成熟度を相対的に評価し、目標を定めて対策を施すことが可能と説明している。

自社の成熟度を平均値と比較することができる

サービス開始に先立って国内拠点を置く80社に対して実施した調査では、最高のレベル6に該当する企業はなく、レベル5が6社、レベル4が26社、レベル3が24社、レベル2が16社、レベル1が8という結果だっという。

診断にかかる所要日数は10~15営業日程度。費用は1回10万円。ただし、初回の診断は無料となっている。