三菱電機は11月29日、C帯衛星通信の地球局に使用される電力増幅器用「GaN HEMT」の新製品として、出力100W品「MGFC50G5867」および出力50W品「MGFC47G5867」を開発、サンプル出荷を2012年1月10日より開始することを発表した。

2製品ともに、耐圧性に優れたGaNを採用し40Vの高電圧の動作を実現しつつ、電力付加効率43%以上を実現している。また、MGFC50G5867では出力電力40W(46dBm)時のIMは-25dBcの低ひずみ特性を実現している。

なお、サンプル価格はMGFC50G5867が6万円(税別)、MGFC47G5867が3万円(税別)となっている。

三菱電機が開発した衛星通信用C帯 GaN HEMT。左が「MGFC50G5867」、右が「MGFC47G5867」