米Appleは11月10日(現地時間)、「iOS 5.0.1 ソフトウエア・アップデート」の提供を開始した。バッテリー駆動時間に関する問題などを修正、初代iPadにマルチタスキング・ジェスチャーを追加する。互換性のある製品は、iPhone 4S/4/3GS、iPad 2/ iPad、iPod touch (第4世代/第3世代)。パソコンに接続してiTunes経由で、またはiOS 5の設定の[ソフトウエア・アップデート]からOTA (Over The Air)でアップデートを実行する。

OTA (Over The Air)でiOS 5.0.1に差分アップデート

Appleは10月12日にiOS 5をリリースしたが、同バージョンへアップデートしたユーザーから短時間でバッテリーが消耗するようになったという報告が相次いだ。またiPhone 4Sに関してもバッテリー駆動時間に不満の声が集中した。同社は、この問題を引き起こしたバグの詳細を明らかにしていないが、iOSをv5.0.1にアップデートすることでバッテリー駆動時間が改善されるという。

このほかv5.0.1では、Documents in the Cloudに関する問題を修正、ディクテーション機能でオーストラリア英語の音声認識の精度が向上する。

初代iPadでも利用できるようになったマルチタスキング・ジェスチャーは、4本指または5本指のマルチタッチ操作を用いてホーム画面やマルチタスクバーへのアクセスを容易にする機能だ。アプリを使用している状態で、ピンチするとホーム画面に切り替わり、左右スワイプでアプリが切り替わる。また上にスワイプすると、マルチタスクバーが表示される。