アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は11月9日、同社が独自開発および提供している無料PCB設計ツール「デザインスパークPCB 」の新バージョン「デザインスパークPCB Version3」の提供を開始したことを発表した。

同バージョンでは、外部の回路シミュレータツールを併用して、デザインスパークPCB上で作成した回路のシミュレーションを行う新機能を搭載。このシミュレーション機能は、代表的な回路シミュレーションツール(LT Spice、LSSPICE、TopSpice、TINA)に対応しており、より迅速な回路解析が可能となる。

また、複数の部品で構築された電子回路を1つのグループとして操作編集ができるグループ化機能を搭載。これにより配置配線をスムーズに行うことができるようになったほか、設計した電子回路におけるインピーダンス、静電容量(キャパシタンス)、熱設計の自動計算を行う機能を追加し、より素早く的確に回路図の動作確認ができるようになった。

新機能の1つ、電子回路の計算機能