三菱電機は2011年11月8日、業務無線機や特定小電力無線機の電力増幅器に使用される送信出力1Wの7.2V動作MOSFETとして、高効率・低消費電力を実現した「RD01MUS2B」を発表した。2011年12月1日に発売する。

同製品は、動作時のドレイン効率が70%(527MHz動作時)という高効率動作を実現している。一方、待機時の消費電流を従来製品から60%削減となる40mAに低減している。送信出力を従来製品から14%改善となる1.6W(527MHz動作時)に向上、送信出力マージンを拡大、余裕をもった無線機の設計を可能にしている。

また、内部構造の最適化により、ドレイン-ソース間のサージ耐量を従来比2倍に強化このほかにも、ゲート-ソース間にサージ保護用のダイオードを内蔵するなどサージ対策を強化している。

なお、同製品は2011年12月1日からのサンプル出荷開始を予定、サンプル価格は60円(税別)を計画しており、月産台数は20万個を予定している。

7.2V動作MOSFET「RD01MUS2B」