ゼットエムピー(ZMP)と米GeckoSystems International Corporation(GSIC)は、自律移動サービスロボットおよび次世代モビリティの分野で相互技術交流および共同マーケティングを開始する旨の覚え書きを締結し、協業へ向けて協議していくことで合意したことを共同で発表した。共同マーケティングは日米だけでなく、世界各国に対して行うとしている。

具体的には、モバイル・サービスロボット、自律移動車いす、自律移動自動車の分野で両社は共同プロジェクトを検討中だ。高齢者や障害を人々が安心で快適な生活を送るためのサポートとなる技術および製品を開発し、提供していくことを目指すとしている。

なお、今回の締結は、8月にZMPが発表した、ロボットの移動制御技術の募集や管理を平山国際特許事務所と共同で行っている中での取り組みの1つだ。今回の件に関しても、両社の貢献度に応じた成果配分や知的財産の管理を平山国際特許事務所が行うことになる。

GSICに関しては、以下の通り。

  • 会社名:GeckoSystems International Corporation(ゲッコーシステムズ・インターナショナル株式会社)
  • 所在地:アメリカ合衆国ジョージア州コンヤーズ市
  • CEO:マーティン・スペンサー
  • 設立年月日:1997年10月15日
  • 資本金:797万ドル(約6億円)
  • 生産品目:モバイルロボット・ソリューション(パーソナルサービス、セキュリティサービス用途)
  • ビジョン:個人用、ビジネス用、政府使用の実用的なモバイルロボットソリューションの開発および提供
  • 製品の特徴:モバイルロボット技術(BaseBot)は、家庭や職場環境で、あらかじめ設定された目的地に向かって障害物に衝突することなく、障害物を避けながら自律駆動が可能。15年にわたって開発してきた数多くのソフトウェアが、この自律駆動モバイルロボットを支えている。老人ケア、車椅子の弱者ケア、ヘルスケア、監視パトロール、販売促進用など多くの用途で活躍中。

画像1。GSICのパーソナルケアロボット「CareBot」