米GoogleがGoogleデスクトップ、Googleパック、Aardvarkなど10の製品・サービスを終了または他のサービスへ統合させる。9月2日(現地時間)に公式ブログで、シニアバイスプレジデントのAlan Eustace氏が明らかにした。サービス群をよりシンプルで優れたユーザー体験にまとめるのが目的の1つ。開発リソースをよりインパクトを備えた製品に集中させるという狙いもある。また、いくつかの製品・機能は提供開始当初の役割を終えた"引退"となっている。

Googleは現在ソーシャルサービスプロジェクトのGoogle+に最も力を注いでおり、ソーシャルサービス関連で2つのサービスが終了になる。1つは昨年2月に買収したソーシャル検索サービス「Aardvark」。ソーシャルグラフを通じて知識を共有するツールの開発は、Google+などで継続する。もう一つは「Sidewiki」。Webページに関するコメントを残し、共有できるサービスだ。終了の理由をEustace氏は「Webコラボレーションの実現という点で、過去数年の間に大きな革新が見られたため」としている。

またJavaScript Maps API v3に注力するため「Google Maps API for Flash」を廃止する。同APIを用いている既存のGoogle Maps API Premier顧客のサポートは継続する。

2007年に買収したPostiniの技術をベースにした「Google Web Security」の販売チャネルを通じた提供が終了になる。これは同製品の機能のGoogle製品への統合が進んだためだ。また雑誌のページをめくる感覚でオンラインの記事を閲覧できるようにする「Fast Flip」も、Googleの表示・配信ツールに統合される形で姿を消す。

デスクトップ検索を開拓した「Googleデスクトップ」の提供を、関連するAPIやサービス、プラグイン、ガジェット、サポートを含めて9月14日に打ち切る。「ローカルからクラウドベースのストレージへの大きなシフトが起こり始め、また優れたデスクトップ検索機能やガジェット機能がモダンOSに統合されている。オンラインとオフラインのいずれでも、人々は簡単に自分たちのデータにアクセスできるようになり、Googleデスクトップの目標が達成されたと判断した」とEustace氏。Googleおよびパートナーからのソフトウエアの導入をサポートする「Googleパック」も、ダウンロード版のソフトウエアからWebアプリへのシフトが起こっているという理由で終了させた。GoogleパックのWebサイトからGoogleおよびパートナーのソフトウエアへのリンクは今後も提供する。また、2009年に新規ユーザーの受付を停止した「Google Notebook」のサービスを完全に終了させる。Notebook内のデータは自動的にGoogleドキュメントにエクスポートされる。

残る2つは、画像検索の改善とラベル付けを組み合わせたゲーム「Image Labeler」、開発者が特定の検索クエリに対して表示する結果スニペットをカスタマイズできる「Subscribed Links」だ。Subscribed Linksについては、これまでのデータへのアクセスおよびダウンロードの期限が9月15日までとなっている。