デルは8月25日、ストレージ「Dell EqualLogic」シリーズから3つの新製品とファームウェアの提供を開始すると発表した。

発売される新製品は、スケールアウト型ユニファイドストレージ「Dell EqualLogic FS7500」、スケールアウト型iSCSI SANストレージ「Dell EqualLogic PS6100シリーズ」「Dell EqualLogic PS4100シリーズ」、「Dell EqualLogic ファームウェア バージョン5.1」。

FS7500は、ミッドレンジ向けに最適化されたスケールアウト型ユニファイドストレージで、既存のEqualLogic iSCSI SAN スケールアウト型ストレージと連携し、スケーラブルNASの機能の拡張が可能になる。顧客のビジネス要件に応じてブロックおよびファイルストレージの容量を動的に変更できるため、仮想化環境での利用に適している。

同製品には、2010年にデルが買収したExanetの最新技術を実装したクラスタファイルシステム「Dell Scalable File System」も搭載している。これにより、ファイル共有サイズに制限されることなく単一のファイルシステムを最大510TBまで拡張できる。

Dell EqualLogic FS7500

PS6100およびPS4100は、前世代と比べてIOPS性能を約60%、ラックスペース効率を最大50%向上させることが可能。容量や性能のニーズに応じて段階的に増設や取り外しができ、ストレージプール内の筐体間やメンバー内で動的に負荷分散が可能となる。

ファームウェア バージョン 5.1は、iSCSIにおけるデータセンタ・ブリッジングをサポートするとともに、従来の自動ロードバランシング機能を拡張することができる。

すべての製品は8月25日より出荷開始、参考価格はDell EqualLogic FS7500が420万円から、Dell EqualLogic PS6100/PS4100シリーズが207万円から。ファームウェア バージョン 5.1は8月25日よりダウンロード可能(サポート契約の締結が必要)。