パナソニック電工、凸版印刷、巴川製紙所の3社は7月4日、スマートフォンなどのモバイル機器や液晶ディスプレイなどに使用される光学フィルムにおける事業提携に合意し、同日、反射防止フィルムなどの製造を行う合弁会社設立に関する契約を締結したことを発表した。

合弁会社は、パナソニック電工の光学フィルムにおける独自の樹脂設計技術、凸版印刷および巴川製紙所の独自のフィルム塗工技術と商品開発力を戦略的に融合させることで新たな高機能製品の創出や市場競争力の強化を目指して、シナジー効果の発揮を狙ったもの。

新会社の名称は「パナソニック オプティカルフィルム株式会社」で資本金は10億円、出資比率はパナソニック電工51%、凸版印刷44%、巴川製紙所5%となっている。設立予定日は2011年8月1日で、2014年度売り上げ100億円を目指すとしている。

なお、新会社での量産開始は2012年8月を予定している。