iPhone 4(ブラックモデル)

3度目の正直とはいうが、今度こそは期待が現実に近付いてきているようだ。4月14日(米国時間)の米Bloombergの報道によれば、米Appleが間もなくiPhone 4のホワイトモデルの販売を開始する予定だという。この報道は関係者3人の話を総合したもので、もし実現するならば、当初予定されていた2010年6月末からおよそ10ヶ月遅れでの登場ということになる。

iPhone 4のホワイトモデルは、当初は6月末のブラックモデルと同時期に登場の予定だったが、アンテナ問題の報告会では製造問題により7月での発売になる見込みと報告されていた。ところが、予告されていた7月中での発売は実現せず、2010年後半での登場と予定が変更された。さらに年末商戦スタート直前の10月末にはAppleが2011年春にホワイトモデルの発売を再延期したと認めたことを英Reutersのレポートが報告しており、今回の春時期の発売はまさに3度目の正直ということになる。ただこの間、2010年末にはiPhone 4のホワイトモデルの発売予告がAppleの制作物で登場という話も出てきており、実現が近付いてきているとの予感はあった。そして今回のBloombergのレポートだ。Bloombergによれば、4月末までのホワイトモデル発売が見込まれるという。

この件について、Bloomberg以外の報告としては、iPhoneItaliaというサイトが信頼できる筋の情報としてイタリア国内での4月26日の発売を予告しており(イタリア語。Google翻訳による英語版も参照)、さらに9 to 5 Macでは米Verizon Wirelessの在庫管理システムにiPhone 4のホワイトモデルが登場したとスクリーンショット付きで記事を掲載している。これらの報道が本当であれば、4月26日当日の発表ということは考えにくいため、今週前半にも何らかのアナウンスが行われるものとみられる。

問題は、過去4世代のiPhoneがすべて6月末~7月上旬の時期に発売されており、それに従えば「iPhone 5」になるとみられる次世代モデルの登場が目前に控えているということ。この時期にホワイトモデルが発売されたとして、それを購入すべきかどうかは難しい選択だ。そのうえ、iPhone 5の登場が早くて2011年秋、遅ければ2012年春ごろになるという噂もある。ホワイトモデルを長らく待っていたユーザーにとっては、2年縛りをにらんで、悩ましいところだ。