Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

IE9、Firefox4、そして最新版のChromeやOpera、Safariなどもそうだが、次世代ブラウザにはグラフィックアクセラレータの機能を活用して高速なレンダリングを実現するという機能が取り込まれている。このH/Wアクセラレーションが有効になると、WebGLのような3DレンダリングやHTML5ビデオの再生、Canvasレンダリングなどさまざまなグラフィックレンダリングの処理が高速になり、そしてCPUの使用率も下がる。

しかし同時に問題も発生している。こうしたレンダリング機能はOSが提供しているグラフィックドライバに依存する面があり、ブラウザの処理に問題がなくても、グラフィックドライバの問題でブラウザがクラッシュするという事例が増えている。実際、ハードウェアアクセラレーションの機能を導入してからクラッシュ報告が増えているという。

この状況に対し、GoogleMozillaも、グラフィックドライバを最新のバージョンへ更新することを薦めている。OpenGLやDirectXの必要な機能を有したグラフィックアクセラレータを搭載している場合でも、クラッシュを回避するためにブラウザのハードウェアアクセラレーション機能が無効になるケースがあり、その場合はブラウザは最新の機能を利用できない。ハードウェアアクセラレーションが有効になるはずのPCでブラウザの最新レンダリング機能が有効にならない場合や、ブラウザが頻繁にクラッシュする場合には、グラフィックドライバが最新版になっているかチェックしておきたい。