NECは2月28日、プライベートクラウド環境の構築に必要なソフトウェアとして、「WebSAM Cloud Manager」「WebSAM vDC Automation」「InfoFrame クラウド指向データベース(仮称)」を発表した。

WebSAM Cloud Managerは、プライベートクラウド環境と既存システム/パブリッククラウド間のサービス連携機能、さまざまなクラウド環境を一元的に管理し、クラウド環境間でのリソース融通などを実現する機能を統合した製品。同製品により、共通の管理ポータル画面から各システムに点在するITリソースを一元的に管理することが実現される。

同製品の利用料金は1ヵ月当たり25万円から、1IDの1ヵ月当たりの重量料金は50円からとなっている。

WebSAM vDC Automationは、プライベートクラウド環境を運用するデータセンターの管理を自動化する機能を統合した製品。オーケストレーション機能とプロビジョニング機能の連携による柔軟なITリソースの切り出し、インバリアント分析技術を活用した高精度のキャパシティプランニングなどを行う。

同製品の料金は、管理対象サーバに対し1ヵ月当たりの従量(7,000円から)で加算される。

InfoFrame クラウド指向データベースは、プライベートクラウド環境における急激な負荷変動やデータ量増加に柔軟に対応できるメモリ型データベース。KVSに相当するスケールアウト特性とデータベースのトランザクション特性を備え、トランザクションの増加時や障害時でも高速かつ安定したデータアクセスを実現する。価格は1,560万円からで、月額料金制も検討されている。