米Microsoft MSN Media International GMのGeoff Sutton氏

マイクロソフトは12月13日、同社が運営するポータルサイト「MSN」を2011年1月17日にリニューアルすることを発表した。「より簡単、より便利、より楽しく」をテーマに据え、ユーザーインタフェースを刷新するほか、新サービスの提供も開始していく。

今回のリニューアルではまず、MSNのUIを大きく変更する。具体的には、現在、画面上部で横に並べているナビゲーションを左カラムで縦に表示。各メニューのスペースを大きくとり、目的のサービスを見つけやすくした。

リニューアル後のMSNのトップ画面

マイクロソフト コンシューマー&オンライン事業部 MSN エグゼクティブ・プロデューサーのショーン・チュウ氏

また、右カラムには、Twitter、mixiをはじめとするソーシャルサービスや同社が運営するメールサービス「Windows Live Hotmail」の投稿/メールを表示するスペースを設け、各ユーザーのIDに関連する投稿/メールを別ウィンドウを立ち上げることなく確認できるようにしている。

さらに「MSNトピックス」では、産経ニュースの記事を表示する「MSN編集トピックス」と、Bingで検索される回数の多い「Bingトピックス」をタブで切り替えられるインタフェースを採用。編集者側から提供するコンテンツと、ユーザーの意向を反映させたコンテンツの双方を1画面内で表示させ、よりオープンなポータルサイトへと進化させるという。

加えて、今回のリニューアルでは、「SankeiPhoto」という写真閲覧/投稿サービスを産経新聞が開始するうえ、NHNの「ハンゲーム」と提携したゲームサイトも新たに設置。いずれもWindows Live IDで投稿や遊戯が可能で、マイクロソフトがリーチする層をさらに拡大させていく考え。

なお、マイクロソフトでは、今回のリニューアルの発表に併せて、MSNのロゴを変更すること明かしている。

MSNの新しいロゴ