Danaher傘下のTektronixの日本法人である日本テクトロニクスと、Flukeの日本法人であるフルークは11月19日、対等合併による新会社「株式会社TFF」を設立することを明らかにした。

合併の効力発生日は2011年1月1日で、新会社は社内カンパニー制を採用。TFF本体に事業部などは置かず、日本テクトロニクスを「テクトロニクス社」、フルークを「フルーク社」として、従来からの業務をそのまま継承する形で事業を継続させる。

また、それぞれが培ってきた製品ブランドやラインアップなどもそのまま残ることとなっている。

両社の親会社であるDanaherは、世界規模で経営効率の改善を進めており、日本の2社の合併もこうした方針に沿ったもの。まだ、他国でこうした合併を行った例はなく、日本が最初のケースとなる。

なお、新社名のTFFだが、これについては「Technology For Future」の頭文字を取ったものと日本テクトロニクスでは説明しているほか、Tektronix、Flukeそれぞれの響きを残したかったとしている。