丸紅は11月12日、仮想化デスクトップサービス「VirtuaTop」において従業員100名以下の小規模企業への提供とiPad/iPhoneへの対応を開始したと発表した。

同サービスは昨年7月に提供を開始してから、セキュアなリモートアクセス環境や開発環境などの用途、中堅企業や大企業での一部導入などを想定して展開されてきた。

しかし、従業員数が100名以下の企業、情報システム管理者を配置しづらい小規模企業などにおいても、同サービスの需要があるとして、小規模企業への導入を開始することとなった。

その手始めとして、同サービスは従業員20名強のアイ・シグマ・キャピタルに導入された。具体的には、VirtuaTopを中心にファイルサーバ、Active Direcroryサーバなど、オフィスに必要なインフラがパッケージとして提供されている。

VirtuaTopのシステム構成

同社では、社内のクライアント環境に画面転送方式で接続する同サービスが、タブレット型PCの業務利用における課題である「アプリケーションの制約」、「社内システムとの連携」、「セキュリティの確保」といった課題を解決するとしている。同サービスはiPad/iPhoneへの対応を開始したが、今後はAndroid端末の対応も予定されている。