米Googleは10月27日(現地時間)、ユニバーサル検索におけるローカル検索結果表示を「地図」から「プレイス (Places)」に変更した。場所を中心に関連するWebサイトの情報が包括的に表示されるようになり、ローカル情報を探す検索において目的の情報にたどり着くまでの検索回数が大幅に削減されるという。

製品マネージャーのJackie Bavaro氏によると、今日のGoogle検索は“stubb’s bbq”のような場所に関係していないような検索クエリでも自動的にローカル検索(stubbs bar-b-que)として識別できる。プレイスは数億規模のWebサイトと5000万以上のロケーションをダイナミックに結びつけ、従来よりも幅広い視点からローカル情報を探す検索ユーザーに応える。

従来のGoogle検索におけるローカル検索結果表示は、関連する上位7位の店や会社の地図が表示されるシンプルなものだった。プレイスが導入されたGoogle検索では、ローカルの店や会社が通常の検索結果と同じようにリストされる。結果の内容には、住所や電話番号、レビューへのリンクのほか、プレイスページ、ローカル情報サイトへのリンクなど豊富な情報が記載される。例えば従来の地図からは店名以外でレストランの雰囲気などは判らなかったが、プレイスではサムネイルや簡単な説明から「ライブ演奏が行われる店」というような情報をひと目で把握できる。ローカル結果には赤いピンが付き、地図は結果リストから独立して右上にフロート表示される。

従来の「地図」によるローカル検索表示

「プレイス」の結果は、通常の検索結果と同じように表示される

プレイス検索は日本語を含む40以上の言語に対応し、今後数日をかけてロールアウトされる予定だ。