Apache Mavenプロジェクトは10月8日(現地時間)、プロジェクト管理ツールの新版「Maven 3.0」をリリースしたと発表した。

Apache Mavenプロジェクト

Mavenは、プロジェクトの立ち上げからプログラムのテスト、パッケージジング、配備、Javadoc/テストレポートの生成、依存性の管理まで、ソフトウェア開発を効率化するさまざまな機能を提供するプロジェクト管理ツール。Maven 2.0がリリースされたのは2005年10月のことで、Maven 3.0は実に5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

新版では、ユーザビリティやパフォーマンス、セキュリティの面で強化が行われているほか、開発効率を向上させる機能が多数追加されている。下位互換性の確保にも力が注がれており、Maven 2系を利用中のユーザーができる限り煩わしい思いをすることなくMaven 3系に移行できるよう配慮されている。なお、Maven 2系と3系の互換性については、「Maven 3.x Compatibility Notes」を参照されたい。

Mave 3.0は、Apache License version 2.0の下に提供されている。Apache Mavenプロジェクトにて無償でダウンロードできる。