Microchip Technologyは、同社マイコンファミリとして「PIC24FJ256GB210ファミリ」4製品を発表した。

「PIC24FJ256GB210ファミリ」

同ファミリはUSB Host/Perpheral/OTGと96KBのSRAMを搭載する事を特長とする。96KBのSRAMにより大量のデータのバッファリングが可能になるため、Ethernet経由のConnectivityアプリケーションやリモートセンシング、データロガーやオーディオストリームなどの用途でのスループット向上や、リアルタイムでのリモートセンサのデータ表示など、動的な画像/データ生成における処理性能向上が期待できるとしている。

また、は64ピンパッケージにPIC24 MCUと96KB RAM、そしてUSBインタフェースを統合しており、またPeripheral Pin Selectの機能を使いデジタルI/Oピンの配置を変更することで、設計者に柔軟性を提供する。加えて24chのmTouch容量タッチセンサインタフェースとこれを利用するための無償のタッチセンサソフトウェアライブラリ、そして16ビットの汎用Parallel Master/Slaveポートが用意され、さまざまな周辺回路を高いバンド幅で接続することが出来る。

さらに、同社がこれまで提供してきた開発ツール群をそのまま利用することが可能。新しいPIC24FJ256GB210プラグインモジュールは25ドルですでに入手可能になっており、これをExplorer 16モジュラ開発ボードやUSBtail Plusドータカードと組み合わせて使うことが可能である。

すでに4製品ともにサンプル出荷および量産がすでに始まっており、1万個あたりの価格は4.10ドルからとなっている。PIC24FJ128GB206とPIC24FJ256GB206は64pinのTQFPおよびQFNパッケージで、PIC24FJ128GB210とPIC24FJ256GB210は100pinのTQFPと121pinのBFGAパッケージでそれぞれ提供される。