キヤノンマーケティングジャパンは、指の静脈で複合機に認証できるアプリケーションソフト「指静脈認証 for MEAP ADVANCE」を発表した。7月8日より発売され、価格は128,000円(税別)。

指静脈認証の利用イメージ

「指静脈認証 for MEAP ADVANCE」は、キヤノン製複合機「imageRUNNER ADVANCE」に搭載可能で、日立ソフトウェアエンジニアリングの指静脈認証システム「静紋 J300」を採用している。複合機に装備された認証装置に指をかざすことで、コピーやプリント、ファクス、スキャンなどの機能を利用できるようにすることが可能。認証方式は、ユーザーIDを入力して指静脈で認証する方式と、あらかじめ登録されたユーザーの所属グループ名を選択して指静脈で認証する方式の2種類を用意している。オプションのセキュア印刷機能と併せて利用すれば、自分の印刷ジョブのみを出力できるので、放置された紙による情報漏えいのリスクやミスプリントといったムダな印刷を抑制できる。

なお、実際運用する場合は別途「ICカード認証サーバー Enterprise」(税別価格:750,000万円)、「静紋 J300」(税別価格:28,000円)、「静紋 J300用置き台」(オープンプライス、数万円程度)、「AUG連携オプション」(税別価格:300,000円)、「AUG複合機接続ライセンス」(税別価格:100,000円)、「AUG複合機接続ライセンスサポートサービス(初年度)」(税別価格:15,000円)が必要になる。なお、 「AUG」は、日立ソフトウェアエンジニアリング社製の指静脈データを一元管理できるサーバ製品「AUthentiGate(オーセンティゲート)」の略称。