三井住友カードは4月9日、セキュアブレイン(開発は米Immunet社)のクラウド型無償のウイルス対策ソフト「gred AntiVirusアクセラレータ」を、4月12日より同社のWebサイトから提供開始すると発表した。

「gred AntiVirusアクセラレータ」は、クラウド上で共有されるパターンファイルによってウイルス検知を行うことが特徴。このクラウド上でパターンファイルが共有される仕組みは「免疫情報コミュニティ」と呼ばれ、ユーザー自身のPCで検知されたウイルスや他社のウイルス対策ソフトで検知されたウイルス情報が世界中からリアルタイムで登録され、24時間体制で強化されているという。

同ソフトでは、クラウド上に実装されたヒューリスティック型エンジン「ETHOS」(エトス)によってウイルス検知が行われるため、クライアントPCのリソースやネットワークへの負荷を最小限に抑えることができる。

三井住友カードは、同ソフトを提供することになった理由として「他社のウイルス対策ソフトと共存ができること」「PCのパフォーマンスに悪影響を与えないこと」「使いやすいインタフェースであること」「無料で配布が可能なこと」といった点を挙げており、今後も同社のインターネットサービスなどをユーザーが安心して使えるようにするためのセキュリティ強化に取り組むとしている。

セキュアブレインのWebサイトで公開されている「gred AntiVirusアクセラレータ」の主なシステム要件は以下の通り。

  • OS: Windows XP/Vista/7
  • HDD: 10MB以上の空き容量
  • メモリ: Windows XPの場合 256MB以上、Windows Vista/7の場合 OSの動作に必要な最低メモリ要件以上
  • CPU: 300MHz以上のCPU
  • サポートするウイルス対策ソフト:
    ノートンアンチウイルス2009・2010/ノートンインターネットセキュリティ2009・2010/ノートン360 2009・2010/マカフィーインターネットセキュリティ/トレンドマイクロ ウイルスバスター2010/カスペルスキー インターネットセキュリティ/ソースネクスト ウイルスセキュリティZero/Windows Live One Care/Microsoft Security Essentials/Avira AntiVir/BitDefender/Comodo Internet Security/PCTools Spyware Doctor/PCTools ThreatFire/PrevX/Sunbelt VIPRE AntiVirus + Antispyware/avast!/AVG
  • その他: インターネット接続環境