NetBeans IDE

1月27日(米国時間)に実施されたOracle + Sun Strategy Update Webcastにおいて、OracleがNetBeans IDEを今度の計画のなかでどう位置づけているかが発表された。発表されたスライドから関連する部分を抜き出すと次のようになる。

  • NetBeans IDEはJava開発向けの軽量IDEとしての位置づけを継続していく
  • Java EE6、Java ME、スクリプト言語へ注力
  • モバイル開発環境やスクリプト言語へのフォーカスを強める

OracleはEclipse IDEの支援を実施しているほか、自社の開発ツールとしてJDeveloperも抱えている。同じ発表資料によればJDeveloperはOracle Fusion MiddlewareやFusion Applicationsに対応した同社の戦略的開発ツールとして、Eclipseは引き続き支援するとともにOracle Enterprise Pack for Eclipse 11gの提供を継続していくという。

NetBeans IDEを廃止することもなければ、中心的な開発ツールに位置づけることも、ほかのアプリケーションのようにOracleプロダクトの中へ統合していく計画もないことが明かになった。従来の方針をそのまま継続することが伺える。