中国の映像作家ヤン フードン、原美術館で日本初の個展を開催

12月19日より、東京・品川の原美術館において中国の映像作家、ヤン フードンの日本における初個展「ヤン フードン-将軍的微笑」が開催される。

同展は、近年国際的な活躍が目覚ましい中国の映像作家、ヤン フードンの日本に置ける初の個展。35ミリフィルムに愛着を持つヤン フードンの作品は、細かい粒子が残る独特の質感、完璧な構図を用いた格式高い映像美を特徴とし、目まぐるしいスピードで変わりゆく中国現代社会の断片と、そこで暮らす人々をドキュメンタリー調、ときに演劇調に表現。

展示では、老将軍を囲む祝宴の情景を通して、人間の普遍的な在りようを描いた大型の映像インスタレーション「The General's Smile」(「将軍の微笑」2009年)、世俗を避け竹林で清談する賢人たちの故事を模して、現代の知識階級の若者像の内面に迫るシリーズ作品「Seven Intellectuals in a Bamboo Forest Part3」(「竹林の七県人 パート3」2005年)など、ヤン フードンの世界を紹介する。同展のブログはこちらより。

「ヤン フードン-将軍的微笑」

会場	原美術館
会期	12月19日(日)から2010年3月28日(日)
開場	11時から17時（12月23日を除く水曜日は20時まで開館/入館は閉館時刻の30分前まで）
休館	月曜日（1月11日、3月22日は開館）、12月28日-1月4日、1月12日、3月23日
入場料	一般1,000円、大高生700円、小中生500