米大統領府(ホワイトハウス)は10月24日(現地時間)、同公式サイト「WhiteHouse.gov」のサイト管理システムをオープンソースCMSの「Drupal」に移行したことを発表した。米Associated Press (AP通信)が同日に伝えている。
DrupalはPHPベースのオープンソースCMS(Content Management System)で、GPLv2でライセンスされている。通常の静的ページだけでなく、Blogから企業向けコンテンツ管理まで幅広い用途に対応できる点が特徴。動作に必要な環境はPHPの動作するWebサーバとデータベースだけであり、Windowsを含む幅広いプラットフォームをサポートする。
だがTim O'Reilly氏が自身のBlog「O'Reilly Radar」に投稿した記事によれば、WhiteHouse.govのシステムはRed Hat Linuxをベースに、WebサーバにApache、データベースにMySQLという形で、いわゆる「LAMP (Linux, Apache, MySQL, PHP)」と呼ばれる典型的なオープンソーススタックを使って構成されている。なお、同サイトの検索システムはApache Solrを使って刷新されているようだ。
ホワイトハウスのメディアディレクターMacon Phillips氏が新サイト公開直後にAP通信に対し「われわれはいま、より多くの声を集めるための技術プラットフォームを手に入れた。これは最新技術であり、政府もその参加者の1人となった」とコメントしている。同氏は今回のサイト刷新について、建物の外観を変えずに内部の基礎をすべて刷新したようなものと描写しており、効果としてはサイトのセキュリティをより強固なものにすることを期待しているという。また将来的には同種のサイト刷新を他の政府系サイトにも展開していく計画だと説明する。
Open Source for AmericaのTerri Molini氏もAP通信の報道の中で、このセキュリティの重要性について指摘しており、多くの人々がコードをブラッシュアップするオープンソースの仕組みでは、こうしたプログラム上の問題を発見しやすくなるメリットを強調する。従来のサイト構築で数十人程度のプログラマがカスタマイズコードでの問題発見を行うよりも、世界規模のオープンソースプロジェクトでプログラマが協力し合うほうが効果的というのだ。
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