電通パブリックリレーションズ、ガーラバズ、TMI総合法律事務所、AIG コーポレート・ソリューションズは8月20日、「ネット風評被害バスターズ」として4社で連携し、インターネット上の風評被害の把握から対応策のコンサルティング、対応実施、信頼回復までを一貫してサポートするサービスの提供を開始した。

現在、企業が起こした事故・不祥事は、掲示板、ブログやSNSなどのソーシャル・メディアで話題となる傾向にあり、誹謗・中傷にまで発展するケースもある。逆に、Web上に書き込まれた一情報がテレビや新聞などのマスメディアに取り上げられて、企業の評判を毀損するケースも発生している。

企業がこうした被害に遭うのを防いだり、インターネット上の誹謗・中傷に対応したりするのをサポートすべく、ネットリスクモニタリングを行うガーラバズ、イシュー・リスクへの広報コンサルティングを行う電通PR、違法性の判断など法務コンサルティングを行うTMI、企業損害保険の観点からリスクマネジメントを行うAIGCSの4社は連携してサービスの提供を開始した。

「ネット風評被害バスターズ」の仕組み

サービスは、「緊急時対応パック」、平常時の危機管理力強化を目指す「予防パック」、個別のサービスを自由に組み合わせる「アラカルトコース」の3種が用意されている。

緊急時対応パックは、ネット上の風評を迅速に把握・報告する「リスクモニタリング」(30万円)と、被害軽減、再発防止・信頼回復の視点で広報コンサルティングまたは法務コンサルティングを行う「対応策のコンサルティング」(15万円から)から構成される。

予防パックは、平常時から情報収集・分析してリスクの芽を見付ける「リスクモニタリング」と「対応策のコンサルティング」から構成される。価格は随時見積りとなる。

アラカルトコースは、月額15万円からの予知・予測段階のリスクモニタリングなど、顧客の状況や対策内容によって最適なサービスを組み合わせた形で提供される。