ルネサス、次世代マイコン用デバッギングシミュレータを発表

 

ルネサス テクノロジは、同社次世代マイコン「RXファミリ」用のシステム開発ツールとして、ユーザが開発したシステムでのマイコンの動作検証を行うオンチップデバッギングエミュレータ「E1」「E20」を開発したことを明らかにした。8月よりサンプル出荷を開始し、価格はE1で1万3,125円、E20で9万3,450円となっている。

オンチップデバッギングエミュレータ「E1」「E20」の外観

E1/E20ともに、同社のオンチップデバッギングエミュレータで既に低価格・小型が特長の「E8a」がカバーしていたUART接続方式と高機能品「E10A-USB」でカバーしていたJTAG接続方式の双方ともに接続が可能。

E1は、デバッグの基本機能であるプログラムのダウンロード機能、実行機能、ブレーク機能、トレース機能に加え、E8aユーザから要望が多かった2点間のプログラム実行時間を計測可能な時間計測機能(パフォーマンス計測機能)を搭載、および、動作中のユーザシステムに後からE1を接続してプログラムの動作確認を行うことが可能で、フィールドデバッグに有効なホットプラグイン機能を搭載している。

一方のE20は、E1の持つデバッグ機能に加えて、トレース容量の大容量化(2M分岐 or サイクル)や4kBのリアルタイムRAMモニタ機能、C0カバレッジ機能など"E10A-USB"にはなかったデバッグ機能を追加している。これら高度なデバッグ機能を使用することで、デバッグ時の問題点の解析や評価を行うことができるようになることから、デバッグ期間の短縮が図れるという。

また、2エミュレータともに、同社のフルスペックエミュレータ「E100」で採用した操作画面用GUIを採用。これにより、ブレーク条件やトレース条件の設定などの複雑な設定をビジュアル化したダイアログやドラッグ&ドロップ機能を使用して設定可能なほか、トレースの検索、フィルタ機能により、容易にトレース内容を解析することができるようになった。

さらに同社の統合開発環境「High-performance Embedded Workshop」とも連携しており、コーディングやビルドから実機デバッグまでを一連のプロジェクト管理の下で作業でき、効率の良いデバッグを行うことが可能である。



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