クレイのスパコン、鉄道総研が導入 - 現行システムの16倍の処理性能を実現

 

クレイ・ジャパンは7月15日、鉄道総合研究所(鉄道総研)がクレイのスーパーコンピュータ「Cray TX4」および「Cray CX1」を導入、すでに5月1日より稼働を開始していることを発表した。

鉄道総研に導入されたスーパーコンピュータシステム

鉄道総研は日本国有鉄道の分割・民営化に先立ち、1986年12月10日に発足、JR各社の発足と同時に日本国有鉄道が行っていた研究開発を承継する法人として事業活動を開始し、鉄道のあらゆる分野(車両、土木、電気、情報、材料、環境、人間科学など)を対象とし、基礎技術から応用技術まで幅広い研究開発を行ってきた。

計算機環境については、発足以前の鉄道技術研究所(日本国有鉄道)電子計算機センターの汎用大型計算機、計測データ処理用ミニコンなどを継承したほか、1988年より大規模数値計算用としてスーパーコンピュータを導入、鉄道車両と構造物との動的相互作用解析、地震時の構造物挙動解析、車両周りの空気の流れの数値シミュレーション、空気力学的に最適なパンタグラフの舟体形状のシミュレーションなど、多くの研究開発に活用されてきた。

今回導入したのは、中核システムとしての"Cray XT4"(3キャビネット)と、アプリケーションサーバとしての"Cray CX1"で、XT4の仕様が9.8TFLOPS、268ノード、メモリ2TB、ストレージ21TBで、CX1の仕様が1TFLOPS、12ノード、メモリ64GBとなり、全体の総合処理性能は、現行のシステム処理能力の約16倍に相当する10.8テラFLOPSを実現した。

なお、鉄道総研では、研究開発を進めて行く上でスーパーコンピュータを用いたシミュレーション技術の活用が重要と考えており、並列化環境における計算シミュレーションを推進し、クレイより技術支援を受けながら効率的で大規模な計算機環境を整えたいとしている。

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