Project Grizzly

3日(米国時間)、Grizzlyの最新版となるGrizzly 1.9.0が公開された。GrizzlyはJavaで開発されたサーバアプリケーション開発のためのライブラリ。Java NIO APIを活用して開発されたライブラリで、スレッドを使う方法と違い数千を越えるコネクションに対しても高いスケーラビリティを発揮するサーバを開発できる。

1.9における主な特徴は次のとおり。

  • 非同期入出力(NIO 2)を活用するようにモジュールフレームワークとHTTPを拡張。パフォーマンスを素晴らしく向上させることが可能となる
  • httpモジュールを改善し非同期HTTP書き込みをサポート
  • ExecutorServicesをネイティブサポート
  • Cometフレームワークパフォーマンスの改善

Grizzlyの開発はこのまま引き続きおこなわれ、当初の予定からは遅延ぎみだがこのままけば年末か2009年1月には次のバージョンとなるGrizzly 2.0の登場が予定されている。