キヤノンは10日、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」シリーズの新製品として、A1ノビに対応した2機種を発売した。今回発売されたのは、80GBの大容量ハードディスクドライブを搭載した12色顔料インクシステムの「imagePROGRAF iPF6200」と8色顔料インクシステムの「imagePROGRAF iPF6000S」。価格はiPF6200が35万8,000円、iPF6000Sが29万8,000円。

「imagePROGRAF iPF6200」(オプションの「スタンド ST-25」装着時) 「imagePROGRAF iPF6000S」(オプションの「スタンド ST-25」装着時)

両製品はいずれも、sRGBモニタからハイエンドなAdobeRGBモニタまで幅広い種類のモニタ上の表示色とプリントの色合わせができる、新開発のモニタマッチング機能をプリンタドライバに搭載。同機能は汎用アプリケーション使用時にも利用可能で、幅広い環境と用途において効率的な色調整ができるという。Windows版が標準搭載され、Mac OSへの対応は11月上旬の予定。

また、Microsoft Officeで作成した文書や図を手軽に大判サイズに印刷できる「Print Plug-In for Office」を新たに開発。Excelの図表を用紙の幅に合わせて自動的に1枚に収めてプリントしたり、WordやPowerPointの原稿を拡大して垂れ幕や横断幕を印刷できるなど、大判プリントの快適な出力環境を実現した。また、高品位なポスターを簡単に作成できる「PosterArtist」の機能限定版「PosterArtist 2008 Lite」も同梱されるとのこと。

いずれも対応OSは、Windows 2000/XP/Vista、Windows Server 2003/2008、Mac OSは、10.2.8以降。対応するOfficeアプリケーションは、Office2000以降のWin版のWord、Excel、PwerPointとなっている。