OpenSocial - The web is better when it's social

OpenSocial API BlogにおいてLet's get this Partuza started!のタイトルのもと、OpenSocialを使ったガジェットアプリケーション開発に活用できる2つのFLOSSプロダクトが紹介されている。PartuzaShindigだ。双方ともApache License Version 2.0のもとで公開されている。

OpenSocialのようなAPIに準拠したガジェットアプリケーションを開発する場合、作成したガジェットを実行するための動作環境が必要になる。開発中のガジェットを本番プラットフォームにデプロイして使うのはなにかと問題がある。できればローカルな環境にガジェットランタイムプラットフォームを用意して、ローカルに動作をチェックしていきたい。

そこで活用できるのがPartuzaShindigだ。PartuzaはPHPで開発されたソーシャルネットワークサイトで、OpenSocialに準拠したガジェットアプリケーションが実行できるようになっている。既存のサイトにOpenSocialサポートを追加したい場合ならShindigが活用できる。ShindigはApacheのもとでインキュベータプロジェクトとして取り組まれている。両プロダクトを導入する手順がSetting up Shindig and Partuza on windowsにまとまっているため導入する場合に活用できる。

日本国内で最大のソーシャルネットワークサービスであるmixiは日本での用途に最適化されており、海外の著名なソーシャルネットワークと違って自由に活用できるソーシャルアプリケーションには対応していない。一方、FacebookやMySpaceなどのソーシャルネットワークはそのプラットフォームの中でガジェットといったアプリケーションの実行を許可しており、大きな特徴となっている。

OpenSocial APIが国内のWebサービスやWebアプリケーションにどの程度浸透するのかは未知数だが、OpenSocial APIを活用したアプリケーションが増えるのは間違いのない傾向だと考えられる。WebデベロッパはOpenSocial APIを活用した開発も調査対象に加えておきたい。