米マイクロソフトは19日(現地時間)、仮想化の柔軟な利用を可能にするため、9月1日以降、同社の41種類のサーバアプリケーションについて、追加ライセンスを購入することなく、サーバファーム内の物理サーバ間で何度でもライセンスを移動きるようにすると発表した。

ライセンス条項の変更が行われるのは、SQL Server 2008(Enterprise Edition)、Exchange Server 2007 Service Pack 1(Standard Edition、Enterprise Edition)、Dynamics CRM 4.0(Enterprise Edition、Professional Edition)、Office SharePoint Server 2007、System Centerの製品群などを含む41種類のサーバ アプリケーション。

従来、ライセンスが適用される物理サーバの移動は、90日以上間を置いて実施しなければならなかったが、9月1日以降この制限が撤廃され、サーバファーム内で必要に応じて何度でも変更できるようになる。

またHyper-V、あるいはサードパーティー製の認定済み仮想化プラットフォーム上にアプリケーションを展開したユーザーがテクニカル サポートを受けられるようにするため、31種類のサーバアプリケーションに対するサポートポリシーを変更し、非仮想環境で受けていたものと同等レベルの製品サポートを仮想環境においても得られるようになる。

なお、これらの変更は日本を含む、全世界で適用される。