CorelDRAW Graphics Suite X4

コーレルは17日、ドロー、画像編集、ページレイアウトなどのツールがひとつになったデザインツールパッケージの最新版「CorelDRAW Graphics Suite X4」を8月15日から発売すると発表した。パッケージには、ページレイアウトや図形作成が可能なベクターグラフィックツール「CorelDRAW」、ビットマップデータをベクターデータへトレース可能な「Corel PowerTRACE」、デジカメ画像などビットマップデータのレタッチやペイントが可能な「Corel PHOTO-PAINT」、画面キャプチャーソフト「Corel CAPTURE」がセットになっている。

独立レイヤーやRAW現像にも対応

同製品では新たに「Adobe Photoshop」、「Illustrator CS3」、「Microsoft Office 2007」のファイルのインポート、Acrobat 8形式のPDF書き出しにも対応した。また、ページごとのレイヤー作成、管理が可能になったほか、デジタルカメラのRAWデータの現像に対応。露出やホワイトバランスなどの調整が可能となった。その他にも画像の中心線を自動で感知、検出しトレースする「中心線トレース機能」、表の作成やインポートが可能な「テーブルツール」、フォントを選択する際にデザイン、種類、フォントサイズをプレビュー可能な「テキストのライブプレビュー」など多くの新機能を備える。

ページごとの独立したレイヤー作成(左)やデジタルカメラのRAWデータの現像(右)が可能

対応OSはWindows XP/Vista。価格は通常版が5万7,540円、アップグレード版、アカデミック版が2万6,040円、特別優待版が4万7,040円。ダウンロード版は通常版が4万7,040円、アップグレード版が2万6,040円となっている。