ニュースの同時配信やアドセンス目的のコピー、メモかわりのコピーなどWebサイトのコンテンツをそのままコピーしたサイトがあるわけだが、こうしたサイトは検索結果に影響を及ぼしているのだろうか。Googleの場合、結論からいえばほとんどの場合で影響なしということのようだ。Googleは9日(米国時間)、Duplicate content due to scrapersにおいてコピペサイトについて言及している。

ウェブ管理者にとってコピペサイトは注目の対象だ。Googleにもよく質問が寄せられるという。Googleのクローリングではどのコンテンツがオリジナルコンテンツであるかをほとんどの場合正確に判定するという。このため、たとえコピペサイトが存在したとしてもGoogleの検索に限ってはとくにオリジナルサイトの魅力を損なうことにはつながらないという。

コピペサイトは自身のドメイン内に存在する場合と、ほかのドメインに点在する場合の2種類がある。自身のドメイン内にある場合はRobots.txtなどのREPで指定したりSitemapファイルで優先順位を指定して制御できる。

他のサイトにあるケースというのは、ニュースの同時配信といった戦略的提携のケースやアドセンスを目的として自動的にコピペが実行されているケース、メモを目的としてブログに張り付けているケースなどがある。ほとんどの場合でどのコンテンツがオリジナルであるか正しく判定されるため問題はないそうだ。ニュースの同時配信といった場合は、コピペサイト側でオリジナルコンテンツへリンクを張ってもらうようにすれば問題ないとされている。

逆にいえばもしうまく認識されていない場合、Robots.txtやSitemapで指定を間違えている可能性が高い。クローリングの対象からはずれてしまっているため検索結果に現れないといったものだ。オリジナルコンテンツの方が検索の上位に上がってこない場合にはそのあたりをチェックしてみるといいだろう。