山形県警はこのほど、自作のホームページなどを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売したとして、千葉県八千代市の36歳の無職男と、同県習志野市の36歳の無職男を、著作権法違反の疑いで逮捕した。

調べによると、2人は2007年9月10日、マイクロソフトが著作権を有する「Microsoft Office Professional Edition」と「Windows Vista Ultimate」を権利者に無断で複製。山形県村山市の男性に対し、合計4,000円で販売した疑い。

2人は自作ホームページを悪用。「ジャパネットおかま」「エムズナルド」「ONEOS」など複数のサイトを短期間で次々に運営・休止しながら販売。また、ネットオークションの出品画面に、「廉価版をご購入希望の場合」などとして自作サイトへのリンクを貼り、誘導していた。

販売価格はソフトウェア1本につき、2,000円~8,000円。2007年8月から逮捕されるまでの約10カ月間、海賊版販売を行っていた。

逮捕に至るまで、「ジャパネットおかま」については168件、「エムズナルド」については29件の情報が、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)に寄せられており、2人は相当な利益を得ていた可能性がある。