CUIでググれる「goosh」が公開

UNIXシェル風なコマンドラインベースのインターフェイスを持つWebアプリ「goosh」が公開された。6月3日時点の最新バージョンは0.4.3 β1、JavaScriptをサポートしたWebブラウザで「goosh.org」にアクセスすると利用できる。

Stefan Grothkopp氏が開発したgooshは、Ajaxで実装されたGoogle専用検索ツール。コマンドラインベースのユーザインターフェイスを持ち、UNIXシェルに近い外観と操作性を提供する。現行バージョンにおけるビルトインコマンドは20種、キーワード検索の「web」、イメージ検索の「images」など、google.comが提供する検索機能の多くをカバーしている。「translate en ja map」と実行すれば「"地図"」と表示されるように、翻訳機能にも対応している。

現行バージョンのgooshは日本語環境でも利用できるが、日本語IMEを使い文字入力を行った場合、確定時に押したリターンキーをもってコマンドを実行したと判断されてしまう不具合がある。たとえば、語句検索を行うために「search 長い文字列」を実行する場合、「長い文字列」を一括変換しなければならず、「長い」と「文字列」を逐語変換して入力することはできない。

なお、ヒストリ機能や入力補完機能、リダイレクトやパイプといったUNIXシェルライクな機能は、残念ながら実装されていない。プロンプトに表示されたカレントディレクトリも「/web」固定で、Google専用シェルという性格を考慮すれば、おそらくは今後も変更できないものと思われる。