Firefoxのメモリ消費癖はフラグメンテーションに一因ありか

    後藤大地  [2007/11/15]

    デフォルト設定のまま使う場合、Firefoxが大量のメモリを消費することはよく知られている事実だ。これは実行速度のパフォーマンスをあげるために内部的に多くのキャッシュを持っているためで、進むや戻るといったアクションをした際に迅速にページの表示を実現するといった用途に使われている。

    このFirefoxのメモリの利用を改善しようという試みの一部がpavlov.netで公開されているので紹介したい。同ブログではFirefoxのメモリ使用状況の調査結果がまとまっている。端的にまとめると、Firefoxが動作したあとに発生するメモリフラグメンテーションがフリーメモリ領域の再利用を困難にしており、メモリ使用量の増大をまねているということだ。

    about:blankでFirefoxを起動したあとのメモリの使用状況 - pavlov.netから抜粋

    明確な改善案は示されていないが、メモリ使用状況とその問題点が明らかになったことは大きな進歩だ。解析にはdtraceが用いられたほか、Firefox動作後にキャッシュをクリアする目的でRAMBackが使われている。どのような方法で問題を解決していくかは今後取り組まれることになるだろう。

    Firefoxはモバイルガジェットへ進出する意思を明確にしており、Mobile Firefoxの名のもとに開発に取り組んでいる。Firefoxのメモリ癖を知っているデベロッパやユーザの多くは、はたしてモバイルガジェットの性能が向上しているとはいえ、Firefoxが本当に携帯で使えるようになるか懐疑的だった。しかし、着実に実現へ向けた取り組みは進められている。

    いくらか利用したあとでキャッシュをクリアしたあとのメモリの使用状況 - pavlov.netから抜粋

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