コンテックは、RS-422A/485シリアル通信用のPCIバス対応の拡張ボードを8月1日より発売する。RS-422A/485通信ポートを2ポート備えた「COM-2DL-PCI」と4ポートの「COM-4DL-PCI」の2つを用意している。価格はそれぞれ15,540円(税込)と23,940円(税込)。

。RS-422A/485通信ポートを2ポート備えた「COM-2DL-PCI」

RS-422A/485通信ポートを4ポート備えた「COM-4DL-PCI」

今回発表になった2つの製品は、ポート数以外の仕様は同じである。いずれも15~230,400bpsまでのボーレートが設定可能で、各チャネルに送信用と受信用の64バイトのFIFOメモリを搭載している。

本製品は、1台のパソコンに最大16枚まで実装できる。付属のドライバライブラリにより、Windows標準COMポートとして使用できる。また、Win32APIコミュニケーション関数、VisualBasicのMSCommにも対応している。付属ソフトウェアとしてRS-232-Cビューワが付属しており、COMポートからデータを取り込むことができる。また、同社が販売している計測システム開発支援ツールであるActiveXコンポーネント集「ACX-PAC(W32)」にも対応しており、グラフィカルな計測システムを開発することもできる。

なお、本製品は各チャネル間、およびパソコン間が電気的に絶縁されていない非絶縁タイプの製品である。なお同社ではノイズの影響を受けにくい「COM-1PD(LPCI)H」「COM-2PD(PCI)H」「COM-4PD(PCI)H」といった絶縁タイプの製品も販売している。

「COM-2DL-PCI」と「COM-4DL-PCI」の主な仕様

絶縁仕様 非絶縁
伝送方式 非同期シリアル伝送(全二重/半二重)
ボーレート 15~230,400bps
データ長 5,6,7,8ビット、1,1.5,2ストップビット(ソフトウェアにより設定)
パリティチェック イーブン、オッド、ノーパリティ(ソフトウェアにより設定)
搭載LSI 162850相当品
使用条件 0~50℃、10~90%RH(ただし結露しないこと)
使用コネクタ 37ピンD-SUBコネクタ2031-2-37(gallant製Fタイプ)相当品