SilverlightのOSSな実装「Moonlight」の計画が明らかに

    海上忍  [2007/05/07]

    Monoプロジェクトは5日(米国時間)、Microsoft SilverlightのLinux移植版「Moonlight」の開発に着手したことを明らかにした。現在のところSilverlightはWindowsとMac OS Xのみ対応するが、Moonlightの完成により、非公式ながらLinuxも動作プラットフォームに加わることになる。

    同プロジェクトでは、Moonlightに関する討議/ミーティングを行う場として、Googleグループ上に「Mono Olive」を用意。プロジェクトの当面の目的には、Silverlightの実行を可能にするライブラリと、Mozilla用プラグインの提供を掲げている。なお、VC-1ムービーの再生には、代替のコーデックとしてFluendoffmpegの収録を予定するなど、外部のオープンソースソフトウェアも活用される。Monoで未実装のLINQやJavaScriptコンパイラについても、実装の大まかな方向性が示されている。

    Silverlightは、Microsoftが推進するリッチインターネットアプリケーション(RIA)環境。かつてWindows Presentation Foundation/Everywhereと呼ばれたソフトウェアの実行環境であり、ブラウザ用プラグインの形で提供される。WindowsとMac OS Xのマルチプラットフォームに対応、マルチメディアコンテンツにWindows Media Videoフォーマットを採用したほか、開発には.NET Framework APIやJavaScript、IronRuby、IronPython、C#を使用できるなどの特徴を持つ。その特性から、AdobeのRIA技術「Apollo」の対抗馬と目されている。

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