リニューアルしたパーソナライズドホームのページ。ロゴが「iGoogle」に変更された点と、テーマ選択が追加された点が目新しい

米Googleは4月30日(現地時間)、同社が提供しているカスタマイズ可能なポータルサービスの「パーソナライズドホーム」を「iGoogle」の名称でリニューアルした。またリニューアルに合わせ、パーソナライズドホーム向けのテーマ選択や、プログラミングの知識なしで自分オリジナルのGoogle Gadgetを作成できるなど、新機能の追加が行われている。パーソナライズドホームのテーマ選択機能は北米地域向けにすでに提供が行われているが、世界のすべてのiGoogleサイトで利用可能にした。またiGoogleサービスの提供地域を現状からさらに22増やし、トータルで40カ国まで拡大している。

Googleアカウントを使ってiGoogleのページにアクセスすると、まずテーマと地域情報を確認してくる。ここでテーマを選択すると、Googleロゴや検索窓の背景にイラストが表示されるようになり、Google Gadgetのラベルや文字色がテーマに合わせて変化する。さらに地域情報を入力することで、その地域の位置から現在時間を算出し、テーマの背景イラストが時間にあわせて変化する。たとえば「Beach」のテーマを選択した場合、夜間であれば夕暮れや夜景が、日中であれば太陽が昇った様子のイラストになる。

iGoogleのもう1つの特徴がGoogle Gadget作成機能だ。Google Gadgetはカレンダーやフォトフレーム、メモ帳など、Google DesktopやiGoogle、Google Page Creator上などでページを構成する部品として配置可能なミニアプリケーション集。通常であれば、Google Gadgetの作成にはJavaScriptやHTMLの知識を駆使しつつGoogle Gadgets APIによるプログラミングが必要となるが、iGoogleではこうした専門知識なしに、だれでもGoogle Gadgetの作成が可能な補助機能が提供される。自身の作りたいGadgetのベースになるテンプレートを選択し、いくつかの質問項目を埋めていくだけでオリジナルのGoogle Gadgetが作成できる。

テーマ選択時には、現在の位置情報を確認してくる。ここで入力した都市名(もしくは郵便番号)を基にテーマの背景が時間に応じて変化する

オリジナルのGoogle Gadgetはテンプレートを選択して作成する。プログラミングの知識はいっさい不要だ