WEB会議では、会話以外にも、表情やしぐさなど言葉以外のコミュニケーションも重要になる。それを手助けしてくれるのが高機能なWEBカメラだ。今回はアンケート結果などをもとに、会議における顔見せの重要性や、外付けWEBカメラの必要性について紹介していこう。

WEBカメラの必要性

昨今の社会情勢によりテレワークを導入する企業が相次ぎ、オンラインで会議や打ち合わせをする機会も増えた。しかし、WEBカメラを使ったWEB会議に抵抗のある人はまだ一定数いるようだ。

マイナビニュース会員約1,000人を対象に実施したアンケートでも約3割が「テレワーク環境でWEBカメラは必要ない」と回答しており、その理由として「音声だけで十分だと思う」や「ファイル共有ができて会話ができれば用は足りる」、「ない方が気楽」などを挙げる人が多かった。

たしかに、チーム内の軽い打ち合わせ程度であれば、テキストや音声によるチャットで十分なこともある。しかし、重要な議題を扱う会議や上層部が参加する改まった会議、社外の人とのコミュニケーションなどでは「顔を見せる」ことが重要になってくる。というのも、人間は会話の内容だけでなく相手の表情やしぐさなどからも多くの情報を得てコミュニケーションをはかっているからだ。

たとえば、こちらが話している最中に相手が熱心に頷いて耳を傾けているのが目に入ると「ちゃんと理解して聞いてくれているんだな」と安心して話を進められる。相手が何か言いたそうに口を開いたら、そこで話を止めて発言の機会を与えることで議論を活発化することができる。相手が渋い顔をしていたら、話の方向を変えたり代案を出したりして軌道修正をはかることも可能。声だけ聞いていると誰が発言しているのかわかりにくい場合でも、口元を見れば発言者が誰かの見当をつけることができる。

初対面の相手なら、自分の顔を見せるだけでも相手の心理的障壁を緩和することができる。また、相手に自分を覚えてもらい親しみを感じてもらうには顔を見せるのが手っ取り早くて効果的だ。

こうした“言葉以外のコミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)”を、オンラインの会議や打ち合わせで実現するために役立つのがWEBカメラだ。といってもWEBカメラならどんなものでもいいかと言うと、そういうわけでもない。たとえば最近のノートPCやディスプレイ一体型PCは本体にカメラが内蔵されていることが多いが、そういったカメラはWEB会議のような用途には向いていないことが多い。

WEB会議で外付けWEBカメラが必要な理由

内蔵カメラでも不満はないと思う人もいるかもしれない。アンケートでも「PCに付いているカメラで十分」というコメントが複数あった。一方で「現在は内蔵カメラを使っているが、画質次第では外付けWEBカメラを検討したい」という人も。意見が分かれた理由は、WEB会議の「相手」によるところが大きそうだ。

アンケート結果を見てもわかるように、WEB会議の相手が社内の人という回答が8割近くを占めている。そのうち同期や部下が相手と答えた人は、PCの内蔵カメラで満足する傾向にあった。気心の知れた相手ならカメラの性能はそれほど問題にならないということなのだろう。

しかし、テレワークが長引くにつれて社外の人との打ち合わせや会議がオンラインで行われるケースも増えてくる。また1対1の会議だけでなく、複数対複数の会議に参加する機会も多くなる。そこで気になってくるのが「カメラ映り」だ。

グラフを見てもわかるように、オンラインミーティング経験者の4割以上が「カメラ映りを気にしたことがある」と回答している。具体的なカメラ映り対策については、次のように「PCの高さを変えた」、「カメラを買った」などの回答が目立った。

内蔵カメラは位置や画質、画角(カメラで撮影できる範囲)などが限定されるため、カメラ映りをよくしようにも限界がある。そのため重要な会議では、画質や画角などを調節しやすい外付けWEBカメラの必要性が高まってくる。ここからはその具体的な理由を説明しよう。

外付けWEBカメラが必要な理由(1)

PC内蔵のカメラは、通常1対1のビデオ通話で使われることを想定して設計されている。また、カメラと顔の距離も一定のことがほとんど。そのため、画角が狭く、ピントが合う位置も固定されていることが多い。WEB会議に単独で参加する場合はよいが、複数で参加する場合は全員が画面に収まりきらずはみ出してしまうことがある。プレゼンなどで手に製品や資料を持って映りたい場合も入り切らないことが多い。

それを避けるためカメラから遠ざかれば画面に収まりやすくなるが、今度はピントが合わなかったり、PCの画面が見づらくなったりして、相手とのコミュニケーションが取りにくくなる。

外付けWEBカメラの場合は、製品によっては画角が広くて複数人を画面に収めやすいものもある。また自動でピントを合わせてくれるオートフォーカス機能を搭載しているものもあり、細かな表情も相手に伝えられる。そのため1対1はもちろん、複数対複数のWEB会議でも円滑なコミュニケーションが取りやすい。

外付けWEBカメラが必要な理由(2)

PC内蔵のカメラは位置が固定されているため、高さや向きを変えにくいという問題がある。とくにノートPCのカメラはほとんどの場合顔より低い位置にあり、上から見下ろす形になってしまう。そのため相手に威圧感を与えてしまうことがある。それを避けるにはPCの下に厚みのあるものを敷いて高さを調節する必要があるが、そうすると今度はキーボードやタッチパッドが操作しにくくなるという問題が出る。

さらにPC内蔵のカメラは撮影できるビデオ解像度が低かったり、映像の明るさや色合いなどを細かく調整できない場合があって、カメラ映りに不満を覚えることも多い。

外付けWEBカメラの場合はケーブルが届く範囲ならPCから離れた場所にでも設置できる。また、ビデオ解像度も一般的なHD(720p)以外に、フルHD(1080p)や4K(2160p)などで撮影できる製品があり、用途に合わせて使い分けられる。さらに製品によっては専用のソフトウェアが用意されており、映像の明るさや色合いなどを調整できることも。そのためカメラ映りがをよくなり相手に与える印象を改善しやすい。WEB会議にはなくてはならない機能だと言えるだろう。

WEB会議に適した製品が豊富なロジクールのWEBカメラ

重要なWEB会議では、表情やしぐさなどの言葉以外の情報が円滑なコミュニケーションの鍵になることも多い。そうしたシーンで心強い味方になってくれるのが、高画質・高機能な外付けWEBカメラだ。

なかでもWEBカメラ市場でトップクラスのシェアを誇るメーカー、ロジクールの製品はWEB会議に適した機能を持つ製品が豊富にそろっているのでおすすめだ。2,000円台の手頃な入門機からストリーミング配信などにも使える多機能機まで用意されている。

今まで外付けWEBカメラの必要性をあまり感じていなかったという人も、相手に与える印象をよくするために一度チェックしてみてほしい。

C270N HD WEBCAM C505 HD WEBCAM C920N HD PRO ウェブカメラ
モデル名 C270N HD WEBCAM C505 HD WEBCAM C920N HD PRO ウェブカメラ
最大解像度 720p/30fps 720p/30fps 1080p/30fps - 720p/30fps
フォーカス
タイプ
固定フォーカス 固定フォーカス オートフォーカス
視野角 60° 60° 78°
内蔵マイク モノラル モノラル ステレオ
C920S C922N PRO STREAM WEBCAM StreamCam C980
モデル名 C920S C922N PRO STREAM WEBCAM StreamCam C980
最大解像度 1080p/30fps - 720p/30fps 1080p/30fps - 720p/60fps 1080p/60 fps(MJPEG)
フォーカス
タイプ
オートフォーカス オートフォーカス オートフォーカス
視野角 78° 78° 78°
内蔵マイク ステレオ ステレオ デュアル無指向性マイク
その他機能

【テレワークにおけるWEBカメラの必要性についてのアンケート】
調査時期:2021年3月13日
調査対象:マイナビニュース会員(セグメント:20代~40代会社員)
調査数 :1,003名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

[PR]提供:ロジクール