担当編集が推す!「サーバエンジニアに読んでほしい書籍」2選

「ペネトレーションテスト」という、企業がハッカーを合法的に雇って自分の企業に侵入してもらうテストをする、という手順を書いた書籍です。ちょっと特殊なテーマではありますが、海外では多くの企業が実施しているテストと聞いています。セキュリティ対策をしっかりしたい企業のシステム担当者の方に、敵の手の内を知るためぜひ読んでいただきたいです。
ここに載ってる手法は代表的な侵入手段で、セキュリティの脆弱をついたものばかり。残念なことに企業内ネットワークへの違法な侵入者は日々勉強しレベルアップしています。守る側としても最低限このくらいはやっておこう、という内容でまとめられている書籍になっています。（担当編集：Y）

エンジニア向けの「インフラの基本」をまとめた本です。「ネットワークの基本」の本はたくさんありますが、ネットワークエンジニアになる人が一からネットワークのことを学ぶという内容が多いんですね。
でも、今はアプリケーションエンジニアがAWSなどを使って自分でネットワーク管理もするようになってきています。その場合、サーバーなどを含めてインフラ全体をどう設計すればいいか、どこに焦点をおいてインフラを選べばいいのか、といったところまで考えながらアプリケーションを作らないといけなくなります。
そういった本業ではないけどインフラ関係ちょっと知っておかなきゃ、という人が「インフラの基本」を学べる作りの本です。基本とは言っていますが、基本的なことから監視やチューニングなどまで全般的にカバーしています。なのでちょっとでもインフラとかクラウド使う人は手に取ってもらいたいですね。
もちろんサーバーエンジニアとしてずっとやってきた人が、最近の状況を知るときにも使えます。（担当編集：I）