ニフティ株式会社は、三和酒類株式会社とのコラボにより、インタラクティブデバイス(通称「いいちこ棒」)を開発した。「いいちこ棒」は、端的にいえばIoTを活用したアンケート投票システムだ。ニフティが運営するイベントの楽しめる飲食店「東京カルチャーカルチャー」にて実際にこのデバイスを使ったイベントが行われたので、担当者に話を聞いてきた。イベントの様子とともに紹介しよう。
「東京カルチャーカルチャー」がお台場から渋谷に移転
12月某日、東京・渋谷の「東京カルチャーカルチャー」にて「東京カルチャーカルチャー 渋谷移転記念パーティ」が開催された。同イベントは、ニフティが2007年からお台場での運営してきた東京カルチャーカルチャー(以下、カルカル)が、文字通り渋谷に移転した記念パーティだ。
ニフティ株式会社代表取締役社長の三竹氏の挨拶と乾杯の音頭から始まった移転記念パーティ。その後、祝賀パフォーマンスの披露に表れたデイリーポータルZ Webマスターの林氏は、三竹氏を人間大砲で飛ばすという破天荒な演出を行い、会場内を盛り上げていた。
三竹氏の挨拶ののち、ニフティのブランドデザイン部長、瀬津氏による東京カルチャーカルチャーの説明が行われる。瀬津氏はもともとデザイナーとして、カルカルのロゴデザインやTシャツデザインなどを担当した人物。現在は、カルカル全体のマネージャーとして活躍しているそうだ。
会場を沸かせた「いいちこ棒」の実演イベント
休憩をはさんだのち、カルカルスタッフの河原氏と瀬津氏によって行われたのが、三和酒類とニフティが共同開発したスティックライト型のIoTデバイス「いいちこ棒」を利用したプレゼンだ。
「いいちこ棒」は、棒を掲げるだけで加速度センサーが反応、白色に点灯して投票ができる。また、「A」「B」「C」のボタンが設置されており、いずれかのボタンを押すことでも、それぞれのボタンに対応した色のLEDが点灯して、投票が可能。さらに「いいちこ棒」を逆さにしてボタンを押すことで、点灯させずに投票できるシークレットモードも実装している。
会場では実際にいくつかの質問でこの「いいちこ棒」の活用シーンを実演。リアルタイムに送信され、その場ですぐに得られる回答結果に、会場内は大きな盛り上がりを見せていた。