ディスプレイとコンパクトな本体が分離している富士通のセパレート型デスクトップPC「ESPRIMO DHシリーズ」。同シリーズでは、購入時のカスタマイズによって2種類のプレインストール版「Microsoft Office」が選択できるようになっている。本稿では、新しいプレインストール版Officeとはどのようなものなのか、また、製品購入時にはどれを選ぶべきなのかをお伝えしよう。

カスタマイズでOSやOfficeが指定可能

富士通のデスクトップPC「ESPRIMO DHシリーズ」は、直販サイト「富士通WEB MART」でだけ購入できるWEB限定モデルだ。購入時には内部のハードウェア構成などを変更するBTOにも対応し、自分好みの1台を入手できるのが魅力となっている。

BTOによるカスタマイズはソフトウェアも対象となっており、OSはWindows 8.1 Update 64ビット版とWindows 8.1 Pro Update 64ビット版のどちらかを選択できる。いくつか用意されているソフトウェアBTOのなかでも、最も魅力的なのはMicrosoft Officeの選択が可能となっている点だろう。

ESPRIMO DHシリーズでは、単に「Officeを搭載するかしないか」ということだけではなく、「Officeアプリケーションの何を搭載すべきか」ということまでを指定できる。選択できるのは「Microsoft Office Home and Business Premium」と「Microsoft Office Personal Premium」の2種類だ。ここでは、この “2つのOffice” の内容がそれぞれどのようなものなのか、そして、どちらを選ぶべきなのかについて説明しよう。

自動的に最新版に更新され続けるプレインストール版Office

まずはESPRIMO DHシリーズで選択できるMicrosoft Officeについて紹介しよう。Microsoft Office Home and Business PremiumとMicrosoft Office Personal Premiumという名称について、聞き慣れない人も多いかもしれない。実は、これらはPC購入時に最初からインストールされている、バンドル版専用Officeの名称なのだ。

現在Microsoft Officeには、「Microsoft Office 2013」のように製品の末尾が「2013」となっている家電量販店などの店頭で購入できるパッケージ版と、「Office 365」というクラウド型のサービスも用意されている。つまり、大別して3種類のOfficeが存在するというわけだ。これらの違いについては、以下に表を見ていただきたい。

Microsoft Office Personal PremiumとHome and Business Premiumの違い

Office 365シリーズ Office 2013シリーズ Office Premiumシリーズ
販売形態 ダウンロード パッケージ販売 プレインストール
支払方法 月額料金 購入時一括払い PC購入時一括払い
使い続けられる期間 新しいPCにも乗り継ぎ可能 新しいPCにも乗り継ぎ可能 購入したPCでのみ利用可能
アプリケーションの更新 常に最新のアプリケーション 購入時のまま 常に最新のアプリケーション
Office 365サービス 付属 なし 付属(1年ごと更新/2年目以降有償)

ESPRIMO DHシリーズで選択できる「Premium」と入ったプレインストール製品群は、一緒に購入したPCに限っていつまでも使い続けることができる。そして、Officeの機能自体はWindows Updateのような感覚で自動的に更新されていく仕組みだ。

「できれば常に最新版のOfficeを使いたい」と思っていても、いちいちインストールし直すのは面倒だ。その点「Premium」は、ずっと新しいものが自然な形で使い続けられるということで、あまりアプリケーションのインストールやリプレース作業に詳しくない人でも無理なく使えるうれしいパッケージなのだ。

実際に使用できるアプリケーションは、現時点では「Microsoft Office 2013」と共通だ

複数端末からの利用やオンラインストレージが使える「Office 365サービス」も魅力

プレインストール版における特にうれしいポイントとして、「1年間のOffice 365サービス」が付属するという点がある。

「1年間のOffice 365サービス」には、マイクロソフトの提供するオンラインストレージサービス「OneDrive」(容量: 1TB)も付属。さらに、Skypeから固定電話などに通話できる同サービスには「Skype世界通話プラン」の無料利用時間も60分/月が付属する。仕事でのやりとりなどで大容量のオンラインストレージを必要としている人や、国際電話を利用する人は、これだけでもかなりお得なパッケージといえるだろう。

Microsoft Office Home and Business PremiumやMicrosoft Office Personal Premium には1年間のOffice 365サービスが付属するため、タブレットやスマートフォン(それぞれ2台まで)によるOfficeの編集作業が可能になるほか、OneDriveが1年間1TB無料で利用できる

1年間のOffice 365サービスには、Skypeから固定電話への通話が毎月60分無料となる権利も付属する

また、Microsoft Office Home and Business PremiumやMicrosoft Office Personal Premiumを選択した場合は、付属する「1年間のOffice 365サービス」により、ESPRIMO DHシリーズ本体の他に、タブレットとスマートフォン(それぞれ2台までOK)でOfficeのプレミアム機能を利用できる。これによって、例えばWordでの段組や変更履歴の記録、Excelでのグラフの追加・編集といった無料のOfficeアプリでは利用できなかった高度な編集機能が使えるようになるのだ。

ESPRIMO DHシリーズは完全に据え置きで利用するデスクトップPCだが、出先でも作業をしたいという人は多いはずだ。その際、無料のOfficeアプリだけでは、タブレットやスマートフォンからは十分な作業ができない。その点、Microsoft Office Home and Business PremiumやMicrosoft Office Personal Premiumがあれば、外出先でもスムーズな作業ができるというわけだ。必要なデータは何でも「OneDrive」へ入れておけば、出張先で急にデータが必要になった時に困ることもない。

Office 365サービス2年目以降も利用するには、年間6264円と通常価格よりも割安となる「Office 365 サービス Office Premium 搭載パソコン専用」を購入(更新)することで継続利用が可能となる。ただ、この更新を行わなくてもESPRIMO DHシリーズにインストールされたWordやExcelを永続的に使い続けることは可能だ。まだクラウドサービスを積極的に使ったことがないならば、まずは最初の1年でどれくらい便利なものなのかを体験してみてほしい。

エントリーモデルからハイエンドモデルまで自由に選べる「ESPRIMO DHシリーズ WD2/S」とMicrosoft Officeの相性は抜群!

ESPRIMO DHシリーズ WD2/S は購入時に本体構成を指定できるカスタムメイドモデルだが、その選択肢の幅は非常に大きい。簡単な事務作業や家庭でのちょっとした利用を主目的としているユーザーの要求にも対応できるし、プロフェッショナルなクリエイターの要求にも応えられるような構成も選択できる。

新しいMicrosoft Officeは、従来よりもさらに効率よく作業できるようになっている。例えばExcelなら、選択範囲に対して何ができるかを教えてくれる「クイック分析」があるおかげで、処理に迷うことが少なくなる。Wordでは、PDFを読み込んで編集できるようになっている。旧バージョンで感じていた、ちょっとした不便などは概ね解消されていて、インタフェースもわかりやすい。

新しいMicrosoft Officeはテンプレートも豊富で、インタフェースもわかりやすく作業しやすいのが特徴だ

これを自分の要求に見合ったマシンで使うのだから快適でないはずがない。特に、量販店で店頭販売されているモデルに対しては処理能力に不満を感じていたようなユーザーでも、ESPRIMO DHシリーズ WD2/Sのハイエンドな構成にMicrosoft Office Home and Business PremiumやMicrosoft Office Personal Premiumを組み合わせれば、かなり効率的な作業を実現できるだろう。

含まれているアプリケーションを知って用途に合わせた選択をしよう

魅力満載のプレインストール版Officeだが、ではMicrosoft Office Home and Business PremiumとMicrosoft Office Personal Premiumのどちらを選べばよいのだろうか?

結論から言うと「目的によって異なる」ということになるが、以下を目安にしていただくとよいだろう。

Microsoft Office Personal Premiumは、WordやExcel、Outlookという3つのアプリケーションが組み込まれたパッケージだ。つまり「文書を作る」「表計算を行う」「メールの送受信を行う」といったことは、こちらで十分対応可能だ。家庭での利用にあたって、町内会やPTAのドキュメントを作ったり、家計簿をつけたりするならこちらを選ぶべきだろう。学生がレポートを書くためにPCを利用するといったことがメインの用途となる場合も、もMicrosoft Office Personal Premiumで十分かもしれない。

一方、Microsoft Office Home and Business PremiumはWordやExcel、Outlookのほかに、PowerPointとOneNoteが加わったパッケージになっている。仕事で使うのであれば、プレゼンテーション用途にも対応したPowerPointが入っているのは大きなメリットだろう。また手書きのイラストやテキストなどを手軽に扱うことのできるOneNoteを愛用しているのであれば、Microsoft Office Home and Business Premiumを選ぶのが正解ということになる。

どちらにもOffice 365サービスは付属するし、アプリケーションが自動的にアップデートされるという点は同じだ。わかりやすく表現すると、「PowerPointとOneNoteの要否」という部分に注目して選択すればよいということになる。この点を踏まえて、ご自身の用途にぴったりと合うものを選択しよう。

ESPRIMO DHシリーズで選択できるOfficeの違い

Microsoft Office Personal Premium Microsoft Office Home and Business Premium
Word
Excel
Outlook
PowerPoint -
OneNote -
Office 365サービス
富士通WEB MART価格 +1万9440円(税込) +2万1600円(税込)

今ならお得な「パソコン乗り換え応援キャンペーン」実施中

非常に魅力的なESPRIMO DHシリーズ WD2/Sだが、2014年12月3日14時から31日までに、Microsoft Officeをプレインストールした状態で購入すると、抽選で一眼レフカメラや3万円相当のカタログギフトなどが当たる「パソコン乗り換え応援キャンペーン」が適用される。

プレゼント商品の中にはイメージスキャナやポータブルハードディスクなど、PCを快適に使うために便利な周辺機器もある。PCの買い替えを検討しているならば、ぜひこのチャンスを利用したい。

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