来年4月にマイクロソフトによるWindows XPのサポートが終了する。もしもサポートが切れたままWindows XPを使い続けた場合は、不具合が生じた際に原因究明ができなくなるばかりか、セキュリティ更新プラグラムが配布されなくなるためにOS自体のセキュリティが低下する。さらにはOS以外のソフトウェアのセキュリティ低下も引き起こしてしまう可能性も高まる。これでは企業は大切なデータを守ることができない。そのため、多くの企業でWindows 7やWindows 8といった最新OSを搭載したクライアントPCへのリプレース作業が急ピッチで進められている。ところが一部の中小企業では、Windows XPのサポート終了自体を知らなかったり、手順がわからず乗り換えが未着手であったりする場合もある。

Windows XPのサポート期間は2014年4月9日まで。対してWindows 7/8のサポート期間はまだまだ続く(NECフィールディング「移行アドバイスガイド 簡単解説!最新OS移行におけるチェックポイント」より)

そこで、Windows XPを利用中の企業が早期に新しいクライアント環境へと移行完了できるよう「Windows XP今すぐ乗換えキャンペーン」を展開しているNECフィールディング 事業企画本部 統括マネージャー、泓 宏優(ふち ひろまさ)氏に、Windows XPからの移行で留意すべきポイントと移行の進め方、そして移行によって企業にもたらされる新たなメリットとは何かについてうかがった。

「Windows XPからの移行作業は一朝一夕では済みません」

NECフィールディング
事業企画本部 統括マネージャー
泓 宏優氏

マイナビニュース(以下、MN):現在、ユーザー企業の間でWindows XPへの移行はどの程度進んでいるのでしょうか。

泓 宏優氏(以下、泓氏):大企業ではかなり前からWindows XPのサポート終了が迫っていることを認識していたので、すでに対策が終了していたり、現在進行形で進められていたりします。我々が危惧しているのは、まだこの問題についてきちんと把握してなく、サポート終了の直前、もしくは終了後に慌てて対策を行うような企業がかなりの数出てくるのではないかということです。中小・中堅企業にそうしたお客様が多いと想定しています。

MN:サポート終了後では遅いのはわかるのですが、直前でもダメでしょうか?

泓氏:はい、直前では遅すぎます。それどころか「今すぐに取りかかるべき」課題であることを、もっと知っていただきたいですね。なぜならば、クライアントPCの移行は簡単そうにみえて、思ったより手間と時間がかかるものだからです。

たとえば、社員200~300人規模の中堅企業を想定してみます。新しいPCへと移行しようとすると300台ものPCを調達して、会社で決めた同じ環境にセッティングし、全社員に配布しなければなりません。また、新しいPCに対して社員から「環境が変わってしまって操作がわからない」といった声が殺到する可能性も高いです。これだけでも対応にかなりの手間と時間がかかることがおわかりいただけるでしょう。つまり「サポート終了までまだ1年近くある」というのではなく「もう1年弱しかない」という認識に改めねばなりません。そして出来る限り早く、Windows XPからの移行の準備に取りかかっていただきたいのです。


「現在使っている業務アプリがそのまま使えないことも考えられます」

MN:具体的に、新しいPCへの移行作業はどのように進められるのですか。

泓氏:基本的には、それぞれの会社の使い方に合わせたOSの設定等を行います。たとえば、PCへのログインパスワードの設定もありますし、アクティブディレクトリを使っている企業であればそれに合わせたセッティングが必要になります。そして次に、アプリケーションの設定に入ります。メールやオフィスツールなどの基本的なビジネスアプリケーションは当然ですが、一番問題になると思われるものが各社が個別に導入、もしくは開発して使っている基幹業務システムですね。特に、Webアプリケーションを利用しているお客様は、大きく関係してきますから注意が必要です。新しいOSではInternet Explorer 8以前の古いブラウザは動きませんので、Webアプリケーションのチェックは重要です。だからこそ実機を使った互換性のチェックを自前にしておく必要があるのです。

Windows XPからの移行で難しいのは、企業によって求められる環境が大きく違うため「これだけやれば大丈夫」ということを一律にいえない点です。最悪の場合には現行の業務システムがそのままでは使えないといったケースも起こりえます。例を挙げると、既存のWebアプリケーションに手を加えて修正しなければいけないとなったときに、開発したのはどこで担当したのは誰なのかがわからないといった事態も想定できます。そうなると、どのような解決策を採るにしても、かなりの時間とコストをかけなければならないでしょう。

「単にPCを買い換えるだけではなく、より効率的なシステム構築を目指します」

MN:「Windows XP今すぐ乗換えキャンペーン」では、どのような支援を受けられるのでしょうか。

泓氏:現状把握から導入、運用に至るまで移行にともなうすべてのライフサイクルをトータルに支援できる体制を整えています。まず簡易コンサルティングでお客様の環境や課題を把握して、ご要望なども踏まえて最適なソリューションをご提案します。もちろん、導入後の運用や保守についてもトータルにご提案します。

簡易コンサルティングでは、お客さまが利用されている市販アプリケーションを教えていただき、新しいOSに対応しているかを確認致します。

Windows XPから新環境への移行手順。「Windows XP今すぐ乗換えキャンペーン」では「現状把握」「移行計画・拡張計画」を検討フェーズ、「準備」「移行作業」を導入フェーズ、操作教育やデータ復旧などを含む「保守」を運用フェーズとしている(NECフィールディング「移行アドバイスガイド 簡単解説!最新OS移行におけるチェックポイント」より)

MN:対応策とはどのようなものか教えてください。新しいクライアント環境にはいくつか選択肢もあるとうかがいましたが。

泓氏:対応策の基本は古くなったクライアントPCのリプレースになります。しかし、ただクライアントPCを左から右に変えるだけでは、せっかくのクライアント環境の大幅刷新という機会を十分に生かすことができません。スマートデバイスとDaaS(Desktop as a Service)、シンクライアントなどを導入することもひとつの手です。いずれの選択肢でも当社は適切なサービスをご提供できます。これだけインターネットが普及しモバイルでどこからでも業務ができる環境が整っているのですから、移行のタイミングをチャンスとして捉え、新しいワークスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。

また、ただ単にPCをリプレースする結論に至ったとしても、まだ検討の余地はあります。PCを購入すれば資産になり減価償却の対象となってしまいます。しかし、レンタルならば、いわゆるオフバランスにすることができます。つまり、物理的にはPCを持っていても、会計資産的にはクラウドのようにサービスとして使っていることになるわけです。当社は、このようなクライアントPCのレンタルと最適なITのライフサイクルを組み合わせたサービスもご提案できます。

いずれにせよ、Windows XPからの移行は業務効率化や経営改善を行う絶好の機会です。どうしたら自社の生産性を高めて経営強化につなげられるのか……お客様のビジネスに合わせた提案を行っているのでぜひ一度ご相談いただきたいです。

MN:最後に、運用面で受けられるサービスについてうかがいたいのですが。

泓氏:当社はコンピュータ用品の保守で長年の実績がありますし、お客様に代わりヘルプデスクの運用も行ってきております。約4,000人ものエンジニアがサポートできる体制を整えているのです。そうした豊富なノウハウと高いスキルを踏まえて提供する高品質のサポートにも強みがあると自負しています。また、北海道から沖縄まで全国に403に及ぶサービス拠点がありますので、電話をいただいてから迅速に対応できるようにしています。そのため、日々の運用でも安心していただけるのではないでしょうか。ほかにもユーザー教育やリモート監視など、お客様のお役に立てるサービスはまだまだあります。

MN:とにかくWindows XPからの移行に未着手の企業は、今すぐに問い合わせたほうがよさそうですね。

泓氏:そうです。遅くとも今年度の上期中には検討着手いただいた方が良いと思います。移行の対応期間には2~3カ月はみていただく必要がありますし、遅くなればなるほど当社の対応も含めて厳しい状況となってくるでしょう。

このように、一刻も早い対応をNECフィールディングの泓氏は訴えている。Windows XPのサポート終了以外にも、円安の進行によるPC価格の上昇、消費税率アップによる導入コストの増大といった懸念も考えられる。そのため早めの対応が望まれる。

なお、移行の進め方のチェックポイントについて記載された「移行アドバイスガイド 簡単解説!最新OS移行におけるチェックポイント」を無償でダウンロードしていただけるようにしてある。まずはこちらを読んでいただいてから、具体的なアクションを起こしてみてはいかがだろうか。

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