アプリビューを呼び出す
Windows 8ですべてのアプリを表示させるには、スタート画面のアプリバーに並ぶ「すべてのアプリ」ボタンをクリックしなければならなかった。しかし、Windows 8.1では、Windows 8のタッチ操作(画面下から上方向に向かってスワイプする)を改善し、さらに直感的な操作方法を加えている。
まずタッチ操作は、スタート画面のタイルなどがない余白場所を上方向に向かってスワイプ(図1)。これでアプリビューが現れる(図2)。
マウス操作の場合、スタート画面上でマウスを動かすと左下側に矢印ボタンが現れので、こちらをクリック(図3)。これでアプリビューに切り替わる。また、アプリビューも同様の矢印ボタンをクリックすれば、スタート画面に戻る(図4)。
キーボードで操作する場合、「Ctrl」+「Tab」キーを利用すればよい。スタート画面で「Ctrl」+「Tab」キーを押せばアプリビューに切り替わり、アプリビューで「Ctrl」+「Tab」キーを押すとスタート画面に戻る。ただ、スタート画面に戻るだけなら、「Win」キーを押した方が簡単だ。
アプリビューの切り替え
アプリビューに並ぶタイルの実体は、従来のプログラムメニューと同じショートカットファイルである。これをタイルとして表示しているのがアプリビューだ。
アプリビューをよく見ると分かるように、画面左上「アプリ」の横には「名前順」と現在の表示順を示す名称が表示されている。この部分をクリック/タップすると、プルダウンメニューが開き、任意の表示順に切り替えることが可能だ(図5、図6)。
「インストール日順」は文字どおり各アプリをインストールした日時によって並び替えるというもの。カテゴリ分けとしては「今日」「機能」「今週のはじめ」「先週」「今月のはじめ」「先月」といった項目に加えて、インストールした年が用いられる(図7)。
「使用頻度順」は各アプリの起動回数に応じて並び替えを行うというもの。示されるカテゴリは「最も多い」「かなり多い」「最も少ない」「使っていない」などがある(図8)。
そして「カテゴリ順」はアプリの種類によって分類される。Windowsストアアプリは「仕事効率化」や「ユーティリティ」といったカテゴリを用いているが、デスクトップアプリの場合、プログラムフォルダーに作成されたフォルダー名を利用しているケースが多い。また、プログラムフォルダー直下にショートカットアイコンがある場合、「デスクトップ」というカテゴリに分けられる(図9)。
検索ボックスから絞り込む
Windows 8.1から新たに加わった検索ボックスは、このアプリビュー内だけをターゲットにした検索機能だ。マッチ部分は各アプリの日本語名だけでなく、英語名、実行ファイル名なども含まれる(図10)。
例えば「Explorer」と入力した場合、「Internet Explorer」と「Explorer」がリストアップされるが、「エクスプローラー」の場合は同名のアプリのみリストアップされる仕組みだ。
阿久津良和(Cactus)