これ、黄金比による長方形。

もっとも美しい比率といわれております。

縦横の比が1:1.618…。

約5:8。

神の比といわれ、古くから用いられております。

ミロのビーナスやパルテノン神殿などが有名です。

ピラミッドもそうなのか。

どこまで本当なのかわからないけど、気がつけば、身の回りも黄金比だらけ。名刺、キャッシュカードやクレジットカード、iphone、パスポート、タバコの箱。ディスプレイのアスペクト比。

黄金比は見慣れてしまったので、もはや、美しい形なのか、見慣れた安心できる形なのかわかりません。

こちらは黄金長方形の頂点を通るうずまき模様。

黄金螺旋といわれるものです。

この黄金比は自然界のいたるところに見られるらしい。

オウムガイやかたつむりなどの殻,ヤギの角、台風の渦、銀河の渦。

不気味やのー。ほんまかなー? 自然を法則化したい人間の願望かもしれませんねえ。

北斎も?ほんまかなー。

マンガによる黄金コマ割り。

白銀比というものがあるらしい。

白銀比とは 1:1.41 の比。正確には 1:√2 の比。

白銀比は、用紙サイズ(A判、B判など)。はがきやトランプ、法隆寺、日本のお寺など、生け花、多くの仏像、彫刻。

大和比とも呼ばれ日本人に人気のある比率だとか。

人気のキャラはこの比率が多いのだとか。

ほんまかなー。

他にも、いろんな有名キャラがこの比率に近そう~~。

黄金比で作ると何でも美しくなるのか?

これ、黄金比。

今、作ってみました。

どうですか?

美しいですか?

美しいと感じれば、黄金比は有効ですね。デザインに困ったときなどは使ってみるのもよいかもしれません。

なんか、さっき、友人からの忘年会のお誘いがあったけど断った。

それではみなさま、よいお年を!

タナカカツキ


1966年、大阪府出身。18歳でマンガ家デビュー。以後、映像作家、アーティストとしても活躍。マンガ家として『オッス! トン子ちゃん』、『バカドリル』(天久聖一との共著)など作品多数。1995年に、フルCGアニメ『カエルマン』発売。CM、PV、テレビ番組のオープニングなど、様々な映像制作を手がける。映像作品『ALTOVISION』では「After Effects」や「3ds Max」を駆使して、斬新な映像表現に挑んだ。キリンジのアルバム『BUOYANCY』など、CDのアートディレクションも手掛ける。