ネットで使える資金管理ツールを紹介する連載コラム「上手に活用して"快適"マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。今回は、「うきうき家計簿」を取り上げます。うきうき家計簿は、無料オンライン家計簿を中心としたSNSサイト。提供されている家計簿のシステムは、ダウンロード数100万を突破した人気家計簿ソフト「うきうき家計簿」のオンライン版となっています。

「うきうき家計簿」トップページ(出典:うきうき家計簿Webサイト)

直感的に使える「うきうき家計簿」

うきうき家計簿は、直感的な操作で家計簿を付けられる点がポイント。「今日使ったお金の項目を選んで、使った金額を入力する」。これだけで家計簿を付け始めることができます。難しい設定はありません。もちろんオンライン版なので、パソコンと携帯電話の両方から好きな時に家計簿の入力が行えますし、家計簿機能だけではなく、スケジュール機能や健康管理機能など、便利な機能も用意されています。では、早速登録して使っていきましょう。

登録後は、まず「うきうき家計簿設定」の入力設定を済ませることをおすすめします。登録直後は初期値になっているので、始めに家計簿の開始日・開始月、公開・非公開・限定公開の設定といった基本設定の入力を行いましょう。あと、口座情報なども最初に登録した方が便利だと思います。これらの「うきうき家計簿設定」と口座情報の設定は、ともに「設定」ページから入力することができます。

「うきうき家計簿設定」。「設定」ページの「うきうき家計簿設定」をクリックすると入力場面に飛びます(出典:うきうき家計簿Webサイト)

まとめてデータ入力「一覧入力」

うきうき家計簿の家計簿機能は、「一覧入力」「レシート入力」「詳細入力」の3種類が用意されています。このうち「一覧入力」は、 日付・金額が入っている行の家計を一括して登録するタイプ。項目(食費・住居費など)のみの入力で、内訳(お米・家賃など)の入力がないため、詳細に構わず、一気に家計データを入力したい場合に最適です。また、入力した商品名とお店情報は、サイトに記憶され、次回入力時からワンクリックで表示されるようになります。いちいち入力する必要がないので、かなり便利ですよ。

「一覧入力」。一度入力した商品名などは次回からワンクリックで表示されます(出典:うきうき家計簿Webサイト)

簡単「レシート入力」

次の「レシート入力」は、レシートを見ながら家計簿を入力するという名前通りの機能です。最初に購入したお店を画面上部に入力し、あとはそのお店で買ったものを一気に入力するだけ。家計簿を付けるのをサボってしまった時でも、レシートさえ溜めておけば時間がある時にまとめて入力することができます。

データの削除・修正もできる「詳細入力」

「詳細入力」は、家計データを1件ずつ詳細に入力したい場合におすすめ。基本入力として、日付、項目、内訳、商品名、お店などのほか、メモ機能も用意されています。また、支出以外に収入の入力も可能なので、急な収入があった時などに使用するといいでしょう。あと、家計データの削除や修正をする場合も、ここで行うようになっています。

なお、項目と内訳、口座情報などの追加・削除に関しては、各設定の「追加・修正ページ」から適宜行うことができます。さらに、入力した家計データについては、ExcelやCSVデータとして出力することが可能です。

「詳細入力」。データの詳細な入力・修正などが行えます(出典:うきうき家計簿Webサイト)

クレジット引落しの設定も可能な「固定費設定」

さて、ここまでは主に日々の買い物をした際の入力方法を見てきましたが、うきうき家計簿には、月々の支払・収入金額が決まっているものを、自動的に入力してくれる便利な機能があるんです。それは「固定費設定」機能。保険料や新聞購読費、家賃といった項目、金額、収支口座、発生日などを設定すると、あとは毎月の家計データを自動的に入力してくれます。また、クレジット引落しや預金などの設定が行えるので、例えば、クレジット支払の場合は支払日の引落しも自動記入する事が可能です。これなら、うっかり屋さんもデータを付け忘れる心配がなくなりますね。

「固定費入力」毎月の決まった収支を自動入力(出典:うきうき家計簿Webサイト)

収支推移などが一目で分かる「グラフ機能」

普段、家計簿を付けている時、どの支出項目でどれくらい使っているのか知りたいと思うことってありますよね。そんな時には「グラフ機能」が最適です。これは、収支や資産、負債について、さまざまな条件でグラフを表示するというもので、「前年度と今年度の支出を比べたい」「月別の支出推移はどうなっているの?」「設定した予算との比較を知りたい」などといった場合に、一目で確認が行えます。「月計・年計」の指定もできるので、いろいろな設定グラフを使って分析してみてはいかがでしょうか? きっと家計節約の助けになると思います。

「グラフ」機能。収支推移などが一目で分かってとっても便利!(出典:うきうき家計簿Webサイト)

他のユーザーとの家計比較も

家計分析機能には、もう1種類「家計比較(世帯平均)」があります。こちらは、他のうきうきユーザーの家計データと、自分の家計簿との比較が行えるというもの。「世帯年収」と「世帯人数」で絞り込みが可能で、自分の世帯年収・世帯人数を入力すると、同じ家庭環境の人との比較ができるようになっています。

「家計比較(世帯平均)」他のユーザーと自分の家計を比べることもできます (出典:うきうき家計簿Webサイト)

このように、うきうき家計簿には家計簿を長く続けられるさまざまな工夫がたっぷり詰まっています。これなら何度も挫折した人も、家計簿を"うきうき"楽しく付けることができることでしょう!

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