【コラム】
IT業界の中でもシステム構築に携わり、実際にプログラムを作り上げているのがSEやプログラマです。他業界の方から見れば、「業務システムを作っているんだから、普通のパソコンなんてお茶の子さいさいでしょ?」などと言われそうなものですけれど、実際には、「Windowsを満足に使うことができない」と言ったらあなたは驚きますか?
一般に業務システムといえば、UNIXという基本ソフト(OS)で稼働し、でっかいコンピュータ(サーバ)の中で動いているものが多いです。UNIXというのはWindowsと異なるシステムですから、当然操作方法から何から色々なところで相違があります。そこで動くものを開発しているSEやプログラマにとって、Windowsの技術は積極的に身につくものではありませんから、結果としてUNIX上のプログラミングスキルは高いが、Windowsは初心者並みという人が出てくるのですよ。
具体的な例を挙げましょう。
かつて自社で開発した言語を巡り、マイクロソフトと裁判を繰り広げた大手ベンダーをご存知ですか? 英語で「太陽」という意味のこの会社、その後買収されて現在は存在しませんが、当時はなんと社内でのWindows使用が許可されていませんでした。
来訪者用にいくつかのWindowsノートPCはストックしていたのですが、社員は自社OS(Solaris)を搭載したPCで作業をしていたのです。
当然クライアント企業のほぼすべてがWindowsを使用してますから、ワードやエクセルで作成されたファイルもよく送られてきます。これらを開く時は、これまた自社製品のスターオフィスというアプリケーションを使わなければなりません。(一応互換性があるよう作られてます)
あ、どこの会社だったか分かっちゃいましたね?
このようにWindowsにまったく触れない環境で育ってきた人間は、Windowsの複雑な操作性を学習する機会があまりないんですね。
他にも独自でOSやアプリケーションを作っているベンダは、自社製品で賄おうというところが多いです。
詳細は次回に続きます。
著者紹介
吉澤準特 (ヨシザワジュントク)
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外資系コンサルティング会社に勤務。守秘義務を破らない範囲でIT業界の裏話をつぶやきます。ファシリテーション、ビジネスフレームワーク、人材教育など執筆多数。日本能率協会、秀和システムそれぞれから書籍刊行。執筆依頼/インタビューお引き受けします。こっそりITIL Manager (v2)資格保有。
この記事は吉澤準特氏のブログ「IT業界の裏話」の過去記事を抜粋し適宜加筆・修正を行って転載しています。
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