【コラム】
本連載でもさまざまなEclipseプラグインを紹介してきたが、今回は豊富なオープンソースのEclipseプラグインの中からJava開発において定番と呼べるものをピックアップして紹介する。
Web開発ではなんといってもEclipse Foundationで開発されているWTPが標準プラグインと言えるだろう。EclipseのWebサイトではEclipse for JavaEE DeveloperパッケージとしてWTPがインストール済みのEclipseが提供されている。ただし、WTPは動作が重いという場合にはSysdeo Tomcat LauncherやEclipseHTMLEditorなどの軽量プラグインを組み合わせて利用してもいいだろう。
JDBCのフロントエンドとしてはEclipse Foundationで開発されているDTP、国産のDB Viewerなどのプラグインが存在する。データベースのスキーマや格納されているデータを参照したり、任意のSQLを発行することができる。また、データベースのモデリングツールとしてはAmaterasERDなどが利用できる。
Subversionと連携するためのプラグインとしてはSubversiveとSubclipseが有名だが、今後はEclipse Foundationで開発されているSubversiveが主流になっていくことが予想される。とはいえいずれのプラグインも豊富な利用実績があり、安心して利用することができるだろう。
カバレッジ測定ツールとしてはdjUnitやEclEmma、プロファイリングツールとしてはTPTPなどのプラグインを利用することができる。djUnitはVirtual Mock Objectという機能があり、テストケースの実行時にメソッド呼び出しをインターセプトして任意の値を戻すことができる。モックオブジェクトに差し替えできない部分のユニットテストも可能になるため非常に強力な機能だ。
また、JUnitのテストケースとテスト対象のソースコードをキーボードショートカットで切り替えることができるQucik JUnit Pluginも地味ながら便利なプラグインだ。
プロパティファイルを編集するためのプロパティファイルエディタは必須といってもいいだろう。また、AOP技術を使用してEclipseやその他の多くのプラグインを日本語化するPleiadesも利用価値が高い。
また、Maven用のプラグインにはm2eclipse、q4eなどが存在する。いずれも現在Eclipse Foundationにプロポーザルが提出されており、将来的にどちらが標準になるかはまだわからないが、Mavenと連携するためのプラグインがEclipse Foundationから提供される点については喜ばしいことといえるだろう。
今回紹介したプラグインはいずれも用途を選ばず活用できる定番プラグインばかりだ。もちろんこれらの他にも特定のフレームワークの利用をサポートするプラグインなど、利用シーンに応じて便利なプラグインが数多く存在する。最適なプラグインを組み合わせ、快適なEclipse環境を構築してほしい。
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